食事制限や運動に励む私
私は、つわりが明けた妊娠4カ月目くらいから、一気に食欲が戻り始めました。体重は徐々に増加し、1週間で1kg以上増えたことも……。医師や助産師さんからは、食事管理と適度な運動で体重を管理するよう、健診のたびに注意を受けました。
そこで私は大好きなスイーツを絶ち、糖質が多いフルーツの摂取も控え、もち麦や魚、野菜などを使った和食中心の食生活に切り替えることに。食事管理に加えて、散歩やヨガで体を動かすようにもなりました。
「ダイエットしたら?」夫の言葉がグサリ
赤ちゃんは私のおなかの中で順調に成長し、妊娠9カ月目には推定体重が4,000g程度になっていました。私の体重は妊娠前からプラス8kgほどの増加でしたが、おなかの赤ちゃんが大きめだったことから、健診ではまたしても医師から体重管理に気を付けるよう注意を受けました。
その話を夫にすると、夫からびっくりするひと言が……。なんと、にやにやしながら「ダイエットしたら?」「このままいくと帝王切開になるかもね」と言われたのです。赤ちゃんが元気に生まれてくるよう、食事管理や運動を頑張っていただけに、他人事のような夫の言葉に悲しくなりました。
心待ちにしていた出産が恐怖に…
そのころ、私はこれまで心待ちにしていた赤ちゃんとの対面に、少しずつ恐怖を覚えるようになっていました。その理由は、3カ月前に帝王切開で第1子を出産した知人から、出産後2カ月間はまともに動けなかったという話や、出産後もおなかが痛かったという話を聞いたからです。
そのタイミングで夫からの心無い言葉が重なり、ますます落ち込んでしまいました。それでも「絶対に元気な赤ちゃんを産むんだ!」という気持ちで、食事管理や運動を続けた私。そして出産予定日より少し早く、元気な赤ちゃんを出産しました。
私にとって初めての妊娠・出産だったこともあり、夫からもう少し不安な気持ちに寄り添った言葉があれば、心が軽くなったかもしれないなと思っています。ただ、いくらパートナーといえども、実際に妊娠・出産をする当事者である私とは、妊娠中の出来事に対する感じ方や見方は違うのだなと感じました。
※妊娠中の体重増加量が妊婦さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態に影響を及ぼすため、太りすぎや体重の増えすぎだけでなく、不十分な体重増加にも注意が必要です。体重の増え方には個人差があるため、体重管理や体型の変化について気になることがあれば、担当医や助産師へ相談しましょう。
※参考:【妊産婦のための食生活指針・食事バランスガイド(2021年改定版)】(厚生労働省)
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著者:武田 ゆうか
3歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。