破水からの出産へ
出産予定日を3日過ぎたころ、私は陣痛が来るのを今か今かとドキドキしながら待っていました。そして、夕方にトイレに行こうとした瞬間、おなかの中で風船が破裂したような衝撃とともに、水のようなものがちょろちょろと出たのを感じました。破水です。破水後すぐに鈍い下腹部痛に襲われ、15分後には5分間隔の痛みになりました。
破水したことをすぐに病院に連絡をしたところ、「焦らずに病院に来てください」と助産師さんに言われたので、ちょうど仕事から帰ってきた母の運転で病院へ。陣痛の間隔も短く、夜ごはんを食べる余裕もなかったので、病院へ着くとすぐに分娩室へ案内されました。
トイレに行ったら…
出産中にうんちが出ないように、私はまず分娩室内にあるトイレへ行きました。助産師さんに「何かあったときのために閉めないでくださいね」と言われたのでトイレの戸を開けたまま用を足していると、助産師さんから「戸は閉めていいですよ、鍵は開けておいてくださいね」と笑いながら言われました。
てっきり戸を閉めないでという意味だと思っていた私は赤面。ちょっとした恥ずかしい勘違いはありましたが、トイレには行ったし、夜ごはんは吐き気もあり食べることができなかったので、出産中にうんちが出ることはないかなと私は思っていました。
強くいきんだ瞬間に
いよいよ陣痛もピークになり、分娩台でいきみ始めた瞬間に何かが出る間隔が。少しゆるめのうんちだったと思います。助産師さんが何事もなかったかのようにさっと拭いてくれたので、私には恥ずかしいという気持ちはありませんでした。
それよりもいきむことに無我夢中で、うんちどころではありませんでした。その後、赤ちゃんを無事に出産。出産後、私はうんちのことなどすっかり忘れていました。
出産前は出産時にうんちが出るのではないかと私は心配していましたが、いざ出産を終えるとうんちが出た恥ずかしさはありませんでした。助産師さんがすぐに対応してくれたので、立ち会いをした夫にも気付かれることはありませんでした。今思うと、うんちのことは心配しすぎずに出産に臨めばよかったなと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 REIKO
著者:西谷 実和子
2歳の娘と夫と3人で島で暮らしています。