経血の量が多すぎて…
高校生のころから私は、経血量が多いほうだったように思います。特に生理2日目はナプキンだけでは足りないので、少しでも経血を吸うようにトイレットペーパーをぐるぐる巻きにしたものを股に挟んで過ごしていました。
それでもトイレに行くタイミングが遅れると、太ももの内側やおしりのほうまで経血が広がり、下着を汚してしまうことも。仕方がないので股に挟むトイレットペーパーの量を増やしたり、こまめにトイレに行ったりする方法しかありませんでした。
同級生からすすめられたのは…
経血が多い悩みを友人に打ち明けると、「私はタンポン使ってるよ。1本あげようか?」とタンポンをすすめられました。タンポンを使うことに抵抗があった私は少し躊躇しましたが、友人が未使用のタンポンをひとつくれ、「ただ出し入れするだけだよ、絶対ラクだって!」と、言ってくれたので友人の言葉を信じて、次回の生理のときに初めてタンポンを使おうと決意したのです。
そして、次の生理の際に友人にもらったタンポンを挿入! 初めてでもスムーズに入れることができました。そのタンポンは4時間~8時間使えるものだったためトイレに行くたびに「まだナプキンを替えなくていい」と感動したことを覚えています。
そしてその日、学校帰りにコンビニに寄ってタンポンを買って帰りました。
勉強机の引き出しにタンポンを隠す
しかし家につき、「タンポンを使うなんていかがわしい」と親に思われたらどうしよう……と急に不安になってしまった私。そして、親にバレないよう、トイレに置くのではなく自分の部屋の勉強机の一番下にタンポンを隠すことに。
生理のときは机からこっそりタンポンを取り出し使って、捨てるときはナプキンに一緒に包んでしまっていたので、親も気づいてなかったのではないかと思います。全然やましいことではないにもかかわらず、私はどこか恥ずかしさから、大人になるまでタンポンを使っていることを打ち明けられませんでした。
高校生のころの私は、生理用品についてあまり知識がありませんでした。タンポンやおりものシートは友人から教えてもらい、「それって生理のときや生理の前に使うものなんだ」と知ったほど。
現在、私には小1の娘がいます。娘には今すぐ必要なものではありませんが、私のように「親にバレちゃいけない恥ずかしいもの」と思い込まないように、いずれ生理用品の種類や使い方についてきちんと教えてあげたいなと思います。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/あんらくりん
イラスト/おんたま
監修/助産師 REIKO
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