【前回のあらすじ】妊娠が判明し、夫と「やった〜! 3人目だね」と喜び合った月野ねこさん。ところが、婦人科を受診して検査を受けたあと、医師から「残念ですが、赤ちゃんは育ちません。異常妊娠です」と告げられてしまい……。
※月野ねこさんご本人の体験談ですが、作中での月野ねこさんは“豆田あんこ”という名前になっています。
私の赤ちゃんはどうなるの?
※子宮内容除去手術=子宮内の胎児や胎児付属物などを、小さなスプーンのような器具や吸引器を用いて除去する手術のこと。
※絨毛性疾患(じゅうもうせいしっかん)=妊娠中に胎盤をつくる絨毛細胞から発生する病気の総称。大きく分けると、胞状奇胎、侵入胞状奇胎、絨毛癌の3つに分けられる。のちのち、月野ねこさんはこの3つのすべてが判明する。
※胞状奇胎(ほうじょうきたい)=絨毛性疾患の1つ。受精卵の異常によって起こり、子宮内にぶどうのようなつぶつぶが発生する。治療は、子宮内容除去手術を1回おこなったのち、再度子宮内容除去手術をおこなって、胞状奇胎が完全に取り除かれたか確認する。
胞状奇胎になってしまうと、流産と同じように、子宮内容除去手術を受けるしかありません。妊娠週数が進むにつれてつぶつぶが増殖し、子宮内容除去手術をおこなうことが困難になってしまうので、胞状奇胎が判明したら、できるだけ早くに手術を受けなければならないそうです。
そのため、「異常妊娠です。胞状奇胎になっています」と医師から告知を受けた翌週に、ねこさんは手術を受けることになりました。
しかし、医師の説明を聞いても、まったく理解が追いつかない月野ねこさん。
告知を受けた日、病院から帰る車の中で、ようやく
(私の赤ちゃん、死んじゃうんだ……)
と、状況がわかってきたと同時に、大きな悲しみに襲われ、こらえきれずに涙を流すしかありませんでした。
妊娠が判明したときは、「3人目ができたんだ!」と、あんなにも喜んでいたのに……。
ただただ、つらいですね……。
監修/助産師 REIKO
月野ねこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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