こんにちは。ママライターの田中由惟です。寒さが増してきた11月下旬。曽祖父母が住む田舎へ出かけてきました。曽祖父は93歳、曽祖母は89歳でありながら、病気知らず。曾孫は7人もいます。そんな曽祖父母と子どもたちの触れ合いは貴重だと感じました。
今回は、この体験を通して私が感じた、高齢者と触れ合うことで得られるメリットについてお伝えします。
昔ながらの遊びを教えてもらえる!
わが家の近くには公園がなく、自宅前は道路。足を伸ばさなければ、安心して外遊びが楽しめません。そんなある日、田舎に住む曽祖父母の家で出掛けたときのこと。車が来る心配のない広い庭で、思いっきり外遊びを楽しむことができました。なんていい環境なんだと思いました。
さらに曽祖父がコマ回しや紙メンコなど、昔ながらの遊びを教えてくれました。見よう見まねで試みるわが子たち。真剣な姿が印象的でした。
荒波にもまれて成長した曽祖父母の礼儀
戦争を経験した世代の人たちは、礼儀礼節が自然と身に付いています。私自身も教えられることが多いです。たとえば「あいさつ」。曽祖父母はごはんを食べるときに「いただきます」と言いながら、しっかり両手を合わせ軽くお辞儀をしています。
わが家ではあいさつはするものの、お辞儀まではしていませんでした。気付かなかった礼儀礼節を教わるきっかけになると感じました。
歴史や文化を知る楽しみを持つきっかけに
曽祖父母が住む家は築100年以上。昔の人たちが使用していた「かまど」や「臼(うす)」などが残っています。思わず私も、この道具を使って昔の人はどう生活していたのかと興味が湧いてきます。
子どもたちも同じ。まだ理解はできないとしても、昔の道具を見て触れることで興味を持つきっかけになると思います。また曽祖父母の時代の話を聞けることも貴重です。
戦争を生き抜いた世代から教わることはたくさんあると感じました。曽祖父母は曾孫と会うことが人生いちばんの楽しみのようです。双方にメリットがあるので、今後も時間を見つけて出かけたいです。(TEXT:ママライター田中由惟)