トイレに行くと、驚きの光景が…
小学校4年生のころ、私には仲の良い友だちがいました。その友だちとはなんでも話せる仲で、いつも行動を共にしていました。ある日の休み時間、私と友だちは普段と同じようにトイレに。
友だちとトイレの入り口まできて別々の個室に入ろうとしたときに、友だちから「わぁ!」と驚きの声が聞こえました。私は何事かと思い、友だちが入ろうとした個室に行きました。そこには、血のついたトイレットペーパーが床一面に広がっていたのです。
あたふたするばかり
私と友だちは、その個室に床一面に広がっていた血のついたトイレットペーパーを見て驚いてしまいました。このときはまだ生理について学ぶ前。生理について知っていたら、「経血だろう」とわかるのかもしれないですが、このときは衝撃の光景に2人で「どうしよう、どうしよう」と驚いてしまいました。
そして、怖くなってしまった私たちは、そのまま逃げるようにトイレをあとにしてしまったのです。次の日、トイレはきれいになっていましたが「あのとき、先生に伝えたらよかった」という後悔も残って……。
生理の仕組みを理解
それから数日後、学校で保健の授業があり、女性には「生理」があることを教わりました。私と友だちは、そこで、先日トイレの床に散乱していた血のついたトイレットペーパーは経血だったのではないか、という話に。
このトイレは同じ学年の子が使うことがほとんど。もしかしたら、突然の生理に驚いて、慌ててトイレットペーパーで拭こうとした子がいたのかもしれません。私自身も、生理について知らない状態で「突然、お股から血が出たら驚いてしまうな」と感じました。そう思うと、生理が始まる年齢よりも前に「生理」というもの、初潮を迎えたらどうしたらいいのかなど、学んでおけたらよかったのにと思いました。
生理はいつ始まるかわかりません。家にいるときかもしれないし、学校など公共の場にいるときに始まることもあります。突然始まっても慌てないように、学校の授業だけではなく、家庭でも子どもに話しておくことは大切だと、私は今でも思っています。
著者/nanoka22
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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