「食洗機が欲しい」と言ってみると…
まもなく育休が明け、私の職場復帰が迫っていたころのことです。私には復職前に絶対に買いたい家電がありました。それは食洗機です。そして夫に「復職後に少しでも楽になるように、食洗機が欲しいんだけど、どうかな?」と聞いてみました。
しかし、夫は「ええ~、要らないんじゃない?」と反対の意見。理由は「手で洗えばいいから」とのことでした。
絶対に欲しい理由を猛プッシュ
「食器洗いくらい、たいして時間かからないじゃん。今までも手で洗ってきたんだし、別に問題なくない? 機械よりも手で洗うほうが汚れもよく落ちそうだし」と言う夫。全然気乗りしてない夫に対して「そうかもしれないけど……」と一瞬ひるんだ私。しかし、めげずに食洗機が欲しい理由を挙げました。
「夫は1日に1回くらいしか食器を洗わないよね。でも、私は1日3回洗っていた。1回5分くらいと考えると1日3回で食器洗いに15分かけている。それがまるまる短縮できるってすごくない? この15分ぶん、子どもと一緒に遊んであげることができるんだよ。仕事に復帰したら、ただでさえ一緒にいられる時間は減るんだから、私のためにも子どものためにもどうしても食洗機が欲しい! 」と猛プッシュしました。
私のあまりの熱弁ぶりに、夫もついに「まあ、そんなに欲しいならいいけど……」と譲歩してくれました。
食洗機の便利さに感動する夫婦
こうして、食洗機を購入することになったわが家。設置費用も含めて約10万円かかりました。大きな出費でしたが、費用を上回る食洗機の便利さに私も夫も感動しっぱなしでした。
仕事復帰後の忙しい朝に、食器をセットしてボタンを押すだけ。洗いあがりを待たずに出かけてしまっても良いことは、本当にありがたいです。
汚れに敏感な夫も「離乳食用食器のこまかい溝の汚れが落ちてる!」と感動していました。今まで手で洗っていたときには落ちなかった溝汚れが、食洗機の水流で洗う機能によって落とせるようになったのです。
そして2人とも「疲れてもう何もしたくない日は、特に食洗機のありがたさを感じるよね」と言っています。
食洗機が必要か不要かで意見が割れた私たち夫婦。不要派だった夫の意見に一時ひるみそうになった私でしたが、「私のためにも子どものためにも絶対に欲しい!」という気持ちを素直にぶつけることで、夫に理解してもらえました。あのとき、引かずに自分の意見をハッキリ伝えられて本当によかったと今は思います。
著者/ココロナナコ
イラスト/マメ美
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