ワンオペがあたりまえでしたが
長男、長女が小さいときは夫の仕事が不規則でした。ほぼワンオペだったため休日の公園には私が1人で子どもたちを連れて行き、習い事や部活の送迎も1人でやっていました。サポートを得るために、実家に行くことも多くありました。そんな状態で疲れた私は、義父母と同居すれば夫も少しは変わってくれるかと思い、同居することに。
すると、その後3人目が生まれたのですが、そのころから夫が長男のサッカーに協力してくれるようになったのです。今まで試合を観に行くことすらしなかったのに、夫は審判の資格をとり、コーチまでするようになりました。
実はもっと関わりたかった?
夫は上の子どもたちが小さいときは子どもの行事には関心がありませんでした。しかし、3人目が生まれてからは自分が行事に行けないからと撮影用にビデオカメラを買ってくれたり、撮った動画を一緒に見たりするように。
以前は自分の時間を大事にしていた夫ですが、年を重ね、考えが変わったのか、3人目が生まれたのを機に、ようやく子どもたちのために動いてくれるようになったのです。うれしそうな子どもたちを見て、私もうれしくなります。ただ、これまでのワンオペが当たり前になっていた私は、考え方を変えないといけないことが起こりました。
子どもたちが楽しそうならOK
今までワンオペで、子どもたちの予定の時間に合わせてすべて動いていた私。子どもたちを連れて実家に帰省し、ごはんを食べて帰ってくると、先に仕事から帰ってきていた夫が、子どもたちと出かけたかったと言うのです。
今までなかったことに困惑してしまいましたが、子どもたちと出かけてくれるならと私も考え方を変えることにしました。上の子たちは今までなかったことに不思議がっていましたが、下の子2人はうれしそうでした。
3人目が生まれてからは本当に子どもたちに関心をもってくれるようになった夫。幼い次女は「父ちゃんとはたまにでいい」といたってクールですが、夫は上の子たちとよく話をするようになりました。上の子たちは夫に「下の子2人を甘やかしすぎ」と言いますが、夫が子どもに関わりたいと思ってくれるのはうれしい変化でした。どんどん子どもたちに関わってくれたらと思います。
著者:松田みさと
長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。