この決断を義父母に報告すると、夫は義父から別室に呼び出されて、「後悔のないようにな」と助言をもらう。
普段寡黙な義父がわざわざ二人きりの時間を作ってまで、夫に伝えてくれた言葉。自分と同じ後悔をしてほしくないという思いが、しっかり伝わってくる。
そう、夫も気づいていた。妻や子ども、家族が、毎日そばにいることが「当たり前ではない」ことを……そのきっかけとは?
この日常は「当たり前」じゃないと知った、あの日。
温田さん、花田さん、美田さん……今までいろんな人に気づきをもらったけど、一番大きなきっかけは「あの日の夜」だった。
大きな地震が起こったあのとき、妻と娘の無事がわからなくて、頭が真っ白になった。
「また明日」が来ないかもしれない。
「明日やるから」「今度やるから」そう言って先延ばしにしてはぐらかしていたことがいっぱいある。
でも、その「明日」が来ない可能性があるということ、日常が「当たり前じゃない」ということを痛感した出来事だった。
義父の言葉をしっかりと受け止め、夫は改めてこの日常と、家族の大切さを痛感したのだった。
ちなきちさんの最新投稿は、SNSやブログから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
-
前の話を読む419話
「後悔のないようにな」日常は当たり前じゃない。寡黙な義父が夫を呼び出し伝えたかったこととは? #僕と帰ってこない妻 419
-
次の話を読む421話
「巻き込んでごめんなさい」両親に謝罪の言葉を伝えた夫婦。ついに別居解消!帰路で思うこととは? #僕と帰ってこない妻 421
-
最初から読む1話
「しばらく帰りません」妻が子どもを連れて家出。飲み会のあと帰宅すると置き手紙が… #僕と帰ってこない妻 1
まだ続いてたんだ、この話…
内容ももはやぐだぐだだし、誰得なの…