ドライブ中のまさかの行動
1歳の息子と4歳の娘を後ろに乗せて、家の近所を車で走っていたときのことです。娘が車の中から道を歩いているお友だちを見つけました。「あっ! 〇〇ちゃんだ!」と言った娘に、「いた~?」と返したら急に娘が「うん! あっそうだ! ちょっと待ってね!」と言いガサガサと動いたかと思うと、「ガチャン!」と不穏な音がしました。
「え?! 何したの?!」と私が言うと同時に、車内に響き渡る半ドアの警告音。サーっと血の気が引き、慌てて車を停めて振り返ると、そこには少し開いた車のドアと、「やってしまった」という顔の娘がいました。
後日、娘は…
幸いほとんど車の通らない道だったため、車を脇に停めてすぐに降り、ドアを閉めることができました。この日、いつもはしているドアロックを忘れていたことを反省するとともに、「走行中はドアを開けない」という基本的なルールもやぶってしまう、子どもの意外性を改めて思い知りました。
そして後日、子ども2人を車に乗せて出発しようとしたときです。出発前にドアロックをしてから出発しようとしたところ、ガシャンとドアロックがはずれる音がしました。「え?!」と振り返ると、娘が手でロックを外していたのです。
チャイルドロックの重要性を思い知る
「そこ触っちゃダメだって言ったでしょ!」と言いましたが、「あ、そうだったぁ」と軽い返事の娘。ここで「そうだ、子どもは想定外のことをする生き物だった」と改めて思い出し、ドアロックだけでは不十分だと考えました。そして、この日からドア自体が中から開けられなくなるチャイルドロックをするように。
チャイルドロックをすると、内側からドアを開けられなくなることで多少の不便はあります。けれど、子どもを万が一の危険から守るためには、念には念を入れて対策しておくべきだと痛感しました。これ以降、わが家ではチャイルドロックが当たり前になっています。
「危ないからやっちゃだめだよ」と言われれば基本的にはそれを守れる娘。そんな娘だからということもあり、日ごろからの危機意識が薄れていたことを大いに反省した出来事でした。最初にドアを開けてしまったときが、交通量の少ない道で本当によかったと思います。
著者:山口花
田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。