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「そんな病気知らない!!」初めて聞く病名にポカ~ン。さらに血液検査の結果が衝撃で

お互いに子どもが好きな私たち夫婦は、結婚早々に妊活を始めました。しかし、なかなか子どもを授かることができません。そのうち、私の体に変化が。生理が遅れることが多くなり、体重が増加し、体がむくんでしまい、やる気が出ないなど、いろいろなところが不調になり出したのです……。

「そんな病気知らない!!」初めて聞く病名にポカ~ン。さらに血液検査の結果が衝撃で

 

生理不順、むくみ、無気力…。次々襲う謎の体調不良

コロナ禍で結婚した私たち夫婦は、結婚式こそ新型コロナが落ち着いてからと延期しましたが、お互いに子ども好きなこともあって「早く赤ちゃんを授かれたらいいね」と、早々に妊活を始めました。

 

でも、なかなか妊娠に至りません。「授かりものだからしょうがないか」と思っていると、そのうち、私の体に変化が現れ始めました。生理が遅れ始め、1週間で痩せたり太ったりを繰り返すなど、よく体調を崩すようになったのです。

 

体調不良は妊活前からありましたし、症状も、生理不順や体重の増量、むくみ、無気力といった普段からありがちなものばかり。そのため、私は病院へは行かずに疲労回復剤や市販薬を飲んで対処していたのですが、そのうち朝起きると頭痛がしたり、だるくなったり、やる気が出なくなったりと、何をしても楽しくなくて、毎日がしんどく感じるようになってしまったのです。

 

無理やり仕事に行っても、翌日は体が鉛のように重くなり、ベッドから出られない日もあるほど。職場の上司に事情を説明しても理解してもらえず、次第に「ズル休みしていると思われているのでは?」と私自身も疑心暗鬼になり、そんな自分が嫌になって退職。母に相談して病院を受診することにしたのは、体に異変を感じ始めてから半年ほど経ったころでした。

 

初めて聞く病名にポカ~ン

病院で血液検査をすると甲状腺の数値がかなり異常だったらしく、紹介状を渡されてすぐに甲状腺の専門病院へ行くよう指示されました。その病院で再検査をしたら、橋本病(慢性甲状腺炎)と判明。

 

初めて聞く病名で私は思わずポカ~ンとしてしまいましたが、橋本病は甲状腺に慢性の炎症が起きている病気。細菌やウィルスなどから体を守るはずの免疫が、本来の働きをしないで自分自身の臓器や細胞を攻撃してしまう、自己免疫疾患の1つだそうです。甲状腺の機能が低下すると、生理不順、体重増加、無気力、疲れやすさ、全身のむくみといった症状が現れるのだとか。症状を聞くと、まさに私が当時悩んでいた不調がすべて当てはまりました。

 

医師に「そんな珍しい病気でもないし、27歳のあなたぐらいの年齢で発症することも多い。遺伝性かもしれないからあまり深く考えないでほしい」と説明を受けましたが、衝撃だったのは、私の甲状腺に攻撃する抗体が通常値より400倍近く高かったことと、妊娠しにくいこと。「治療を続ければ大丈夫」と言われましたが、妊娠しにくいと知ったときはかなりショックでした……。

 

投薬と生活習慣の改善で再就職できるまでに回復!

妊娠すると検査があると思うのですが、その項目に入るほど甲状腺検査は大事だそうです。また、橋本病はただちに手術を要するわけではないものの、完治することはなく、一生付き合っていく病気なのだとか。しかし、薬を飲み続けて生活習慣を改善すれば、症状はよくなるそうです。

 

私の場合、薬の副作用はなく、費用は3カ月分で1,000円以下。3カ月に一度は病院で検査をして数値の確認と触診が必要とのこと。食事面では海藻類の大量摂取は控えるよう指導されました。

 

橋本病とわかって3カ月。処方された薬は毎日飲んでいます。おかげで体調もよくなり、今は別の職場で週3日ほど働けるまでに回復しました! 妊活は現在お休み中ですが、血液検査の結果次第では始めてもいいとのことなので、甲状腺の数値が安定するようになったら、主治医と相談しつつ妊活計画を立てていく予定です!

 

 

実は、私は過去に無茶なダイエットをしたことがあります。SNSで紹介されている方法にあれこれ手を出し、それでも痩せないときは食事を抜いたりすることも。しかし、1週間で5kg減ったとしても、その1週間後には5kgリバウンド。この繰り返しです。まさか自分が甲状腺の機能低下が原因で太ったとは思ってもみなかったため、無理なダイエットに励んでいたのです。

 

生理周期の乱れもその原因は深く考えておらず、橋本病が元凶だと知ってびっくりしました。生理周期の乱れを含め、体調が崩れ始めたときに体に鞭打ってまで出勤せず、すぐ病院に行っていればよかったです。生理周期の乱れ、体重の増加、むくみやだるさなど、普段からよくある見逃しがちな不調も、体から出されたSOSのサインなのだと実感しました。

 

監修/助産師 松田玲子
文/塩野山おしおさん

 

 

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