一番最後の生徒、つむ田さんの荷物をチェックし終わると、先生はつむ田さんに向かって、「話があるからまとめなさい。一番奥の部屋にいるからな」と言うと、物凄い勢いでドアを閉め、出て行ったのでした。
早速先生の待つ部屋へと向かうと、先生から「お前が良子をいじめたんだろう?」と言われたつむ田さん。
先生は1枚のメモを取り出すと、「声に出して読みなさい!」と声を荒げます。
その剣幕に圧倒されたつむ田さんはメモを読むことに。
「志望校に落ちろ。調子に乗るな。良子みたいに嫌なやつは絶対に合格できない」
メモを読み終わると、つむ田さんは「私じゃない」と否定。
しかし、先生はつむ田さんを犯人だと言い張ります。
その根拠は、良子ちゃんの机に入っていたメモと同じ柄のメモ帳をつむ田さんが持っていたからなのでした。
つむ田さんは必死に反論!
「ハムハム三郎のメモ帳、私以外にもクラスで持っている子がいます」と先生に訴えるのですが、それがまさかの裏目に出てしまって……!?
反論もむなしく、先生がさらに怒り始めて…
ハムハム三郎のメモ帳を自分のほかに、
「新居ちゃんも持っています」と説明したつむ田さん。
しかし先生は、「あいつは犯人じゃない!」と言い切ったのです。
先生は皆が帰った後、教室に忘れ物がないかどうか
毎回チェックしていることをつむ田さんに説明。
「だから、手紙は今日丸めて入れられたと考えて間違いない。
つむ田、いい加減諦めなさい!!」
「お、ま、え、がっ!これを書いて良子の机に入れたんだろ!」
(違った……。新居ちゃんだと思ったのに……)
つむ田さんは絶望的な気持ちになりながらも、
「私……、わた……しは……やっていません……」
震えながら、そう口にするのでした。
自分が犯人じゃないのに、犯人だと決めつけられ、先生に威圧的な態度を取られて……本当に悲し過ぎますよね。こんなに圧をかけられたら、犯人じゃないのにも関わらず、「私がやりました」と、言ってしまいそうになってしまうのではないでしょうか。もう少し冷静に対応できる先生だったら、つむ田さんもこんな思いをしなくてすんだのかもしれないですね……。