2022年の「名づけエピソード大賞」に輝いたエピソードを、ベビーカレンダーで人気マンガ家・あさうえさいさんがマンガ化!
応募いただいたエピソードと共にご覧ください。
平和な世の中と娘の未来を願って
妊娠5カ月ころ、赤ちゃんは女の子だとわかり名前を考え始めました。新型コロナウイルス感染症や、依然続くロシアとウクライナの戦争もあり、決して平和とは言えない時代。
この子が成長していく世界は「平和で穏やかな世界であってほしい。そして、争いを好まず、誰に対してもやさしくできる穏やかな心を持った子になってほしい」そんなときに思い浮かんだ言葉が「凪」でした。
凪とは風が止まり、波が穏やかになるという、海の状態を表す言葉です。 「凪」だけでも十分素敵な名前だったのですが、これだと男の子に間違われてしまうこともありそうだなと思い、最後に1文字つけたいなと考えました。
なぎさ、なぎこ、なぎえ、なぎは……なぎは!! 音の響きがかわいくて、しっくりくる名前を探していたところ、つけたい漢字もすぐにひらめきました。
夫婦の思い出を名前に込めて
漢字は「羽」という字。私たち夫婦の出会いのきっかけであるバドミントン(羽球)が由来です。 私たちはバドミントンを通して楽しい時間をたくさん重ね、バドミントンがなければきっとこの子も存在していない。こんな素敵な出会いを運んでくれた「羽」には心から感謝です。
また、私は20歳になる前、好きな仕事をするために地元を離れ、遠く沖縄に羽ばきました。そのため、この子も「自分の好きなことややりたいことを見つけて、大きく羽ばたいてほしい」そんな願いを「羽」という字に込めました。
生後2カ月の現在は、初めてのチャイルドシートに大量のうんちをお漏らししてママをパニックにさせたり、お風呂が大好きで毎日お湯を舐めて味わおうとしたりと、穏やかな日常とはあまりにかけ離れていますが……。いつか穏やかな日常が訪れることを願っています。 凪羽の未来に幸あれ!!
寄稿/なぎはママさん
イラスト/あさうえさん
2022年の「名づけエピソード大賞」を受賞したのは、なぎはママさんからのエピソードです。
妊娠中、新型コロナウイルス感染症や世界情勢のニュースを目にし、心を痛めていたママ。この子には、平和な世界で大きく羽ばたいてほしいと「凪羽(なぎは)」という名前をプレゼントしました――。
「平和への願い」と「娘の未来を願う気持ち」が込められた名づけエピソードに、ベビーカレンダー編集部一同感動し、みごと大賞受賞となりました。
さまざまな名づけエピソードを知っていただくことで、一生に何度もない大切なわが子の命名の参考にしていただければ幸いです。ベビーカレンダーの「赤ちゃんの名づけエピソード」が、みなさんのお子さんを笑顔にするきっかけとなりますように。
【 赤ちゃんの名づけエピソード大賞とは 】
日本では毎年80万人を超える赤ちゃんが誕生しており、赤ちゃんの数だけ名づけエピソードがあります。産まれる前から名前を決めていた家族、産まれてから決めた家族、何度も考え直した家族……名前の決め方はそれぞれですが、毎年赤ちゃんの名づけには傾向があります。
さまざまな名づけエピソードを知っていただくことで、一生に何度もない大切なわが子の命名の参考にしていただければ幸いです。ベビーカレンダーの「赤ちゃんの名づけエピソード」が、みなさんのお子さんを笑顔にするきっかけとなりますように。