娘の結ちゃん、2歳の誕生日。仕事の帰り道、予約していたケーキを受け取り、花屋できれいなバラを買った帰りの満員電車で、痴漢男を取り押さえた。犯人と揉みあいになり、せっかくのケーキも花束も台無し。
「ごめん、また結の誕生日、台無しにしちゃった……」
夫は早く帰るという約束も、娘が楽しみにしていたケーキも準備できなかったことを謝った。
「正直、葛藤した…でも」夫が女の子を助けた理由
「びっくりした……すごく勇気がいるよね」
「うん、正直葛藤したよ。…でも、結に見えたんだ」
もうすぐ駅に着くし、自分が今声を上げなくても、自力で逃げ出せるかもしれない。
他の人が気づいて、助けるかもしれない。
今日は早く帰るって、家族と約束したんだ。
女の子を助けるべきか葛藤したという夫。しかし、唇をぎゅっと噛んで苦しみながら涙をこぼす女の子を見たら、黙ってなんていられなかった。娘が被害に遭ったように感じてしまった。そんなの、絶対に許せなかった……。
女の子を救ったことで、約束が守れなかったと落ち込む夫。妻は夫の勇気ある行動おを理解してくれるといいですね。
ちなきちさんの最新投稿は、SNSやブログから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。