「出産祝い」と言いつつ、双子の運動会終わりに自分たちの食事だけ持参して現れたあさ子ファミリー。興奮気味の双子たちが、寝転がっている娘の周りを、お肉を片手に走り回り、マットに食べかすやお肉の油がついてしまっていました。
しかし、あさ子夫妻は「ちょっと走るのやめてよ~」と口で言うだけで、二人揃ってスマホをいじっています。
「全然注意する気ないじゃん…!」
二人の態度に苛立ちを感じつつ、とりあえず娘を守ろうと抱っこすると「赤ちゃん置いてよ!」と子どもたちが寄ってきました。
片手にお肉を持ったまま、油でべたべたになった手で娘を触るわが子を見ても、「うちの子たち、赤ちゃんのこと大好きなんだよね~」と微笑ましく見つめるばかりで、注意しようともしません。
バチン!ママ友の子どもに娘が叩かれた!でも……
双子が娘を取り合い、揉め始めてしまいます。
「順番こでやろう? 次はたっくんの番だよ」
みやこさんが、やさしくたっくんに伝えましたが、「次たっくんなのー!」と叫び、娘の頬をバチン!と思い切り叩いたのです! 大泣きする娘を慌てて抱きかかえ、突然の出来事に動揺するみやこさん。
人の赤ちゃんにわが子が手をあげ、謝らずにお互いのせいにしつづける……この状況でもあさ子夫婦は、子どもたちをまともに叱ろうとしません。
「わざとじゃないもんねぇ。わかるよ~」
「この子たちも悪気があった訳じゃないから。あ、泣き止んだね~良かった~大丈夫そう~」
そう言って、あさ子はみやこさんに謝ることもなく、子どもたちに笑顔で接していました。
自分の子どもたちが他人に危害を加えても、子ども本人たちはおろか親さえも謝らずに、大したことがなさそうに振る舞うあさ子。そんな彼女の態度に、モヤモヤが募ります。そして反省もせず、さらに暴走する子どもたち……わが子が何をしても叱ろうとも制止しようともしない親を前に、みやこさんはどう対処するのが正解なのでしょう。悩ましいですね。