「実は浮気してるんだ」その相手って…私！？ダメ男との恋愛で得たものとは

 

私が若いころ付き合っていたダメンズは、将来音楽の道で有名になりたいと夢を持っている人でした。私自身は普通の会社員だったので、特別な夢を持っている彼にすごく惹かれました。また、彼はとてもやさしい人だったので私が彼を支えてあげたい！ きっと夢は叶うはず！ そう思ったのです。

 

しかし、実際は夢はただ見ているだけでは叶いません。特別な才能や運がない限り、夢を実現するために大変な思いやつらい経験も乗り越えなければいけないですし、それなりの覚悟も必要です。

 

彼と長く一緒にいると、彼が夢に向かって具体的なアクションを起こさないことがだんだんと気になり始めました。練習もそこそこで自分を売り込む様子もなく、彼は夢を叶えられるんだろうかと、私のなかで疑問が大きくなっていって……。

 

出会った当初の彼は積極的に活動していて、私は夢に向かって頑張る彼に惹かれたのです。大きな夢を語ってなにも行動しない彼に、心が冷めていき結局別れてしまいました。

 

次のダメンズは、私が行きつけだった飲食店でたまたま出会った人です。お店に行くと、数回に1回は顔を合わせるようになり自然と仲良くなっていきました。仲良くなるうちに、趣味や好みが同じことがわかり、「彼とは運命かも……？」と自分の中で盛り上がっていったのです。

 

そして出会って数カ月後、彼から告白され付き合うことに。彼の地元は少し離れた場所にあり、長く付き合えばいつか地元にも連れて行ってくれるかな、なんてことを夢見ていました。しかし、付き合ってから半年ほど経ったある日、彼から「実は浮気している」とまさかの告白が！ よくよく聞いてみると、浮気相手は彼の地元にいる女性で、しかも私と出会うより前から関係が続いているそうで……。「それって私が浮気相手じゃない？」と尋ねると、彼は黙りこんでしまいました。この彼とも別れることになりました。

 

最後に紹介するダメンズとの出会いはナンパ。素性がわかりませんでしたが、見た目が好みで興味をひかれました。何回かごはんを食べに行くと、話が面白く、やさしい彼のことがどんどん好きになり、お付き合いすることに。しかしいざ付き合ってみると、彼がする話はすべて俺・俺・俺。付き合う前は会話のキャッチボールができていたのに、自分本位な会話に変化してしまったのです。

 

「これ、知らなかったでしょ？」と自分の知識をひけらかし、私を馬鹿にするような内容も多く、一方的な彼の話ばかり聞くことに耐えられず、彼とのお付き合いもうまくいきませんでした。

 

何人ものダメンズと付き合って、私自身がダメンズの悪いクセを助長させてしまったり、ダメな部分を見抜けなかったりと反省もあります。これまでの失敗をを活かして、今はもっと相手をよく見てからゆっくりと距離を縮めるようになりました。

 

著者／匿名希望