些細なきっかけでプールがトラウマに
幼稚園で実施されているプールの時間は、園児でも足がつく高さで安全におこなわれていて、担任の先生とは別にプール専門のコーチが指導してくれています。
プールがあるので幼稚園に行きたくないと言い出した息子。私はプールが嫌になってしまった理由を詳しく聞いてみました。すると、ビート板を使って練習したときにうまくできず溺れそうになってしまい怖かったこと、また溺れてしまうのではないか不安でもうやりたくないということを教えてくれました。
なかなか消えない息子の不安な思い
息子の幼稚園に行きたくない理由を聞き、私は「そっか、でも次は大丈夫だよ」と軽い気持ちで励ましました。何日かすれば息子の不安な気持ちもなくなるだろうと考えていたのです。
しかし息子のプールへの恐怖心はなくなるどころか日に日に募っていき、息子は毎日のように「また溺れたらどうしよう。プールの日は幼稚園に行きたくない!」と言い続けました。
どうすれば乗り越えることができるか
このままでは本当にプールの日に幼稚園を休んでしまうと思った私は、息子に「担任の先生に、プールで溺れることが怖いことを相談してみるのはどうかな?」と提案しました。
必要であれば私から担任の先生に相談しようと思っていたところ、次の日幼稚園から帰ってきた息子は「担任の先生に言えたよ。次のプールの時間、プールのコーチに一緒に伝えてくれるって!」と少し安心した様子で話してくれたのです。
そしてプールの日、息子は…
後日、プールから帰ってきた息子に「プール大丈夫だった?」と私が聞いてみると、「楽しいことやったから平気だった!」と返事が返ってきました。
詳しく聞いてみると、息子が担任の先生と一緒にプールのコーチに悩みを相談したところ、遊びの時間を組み込んでくれたのだそうです。楽しくプールで遊べたことにより、息子もプールへの恐怖心を克服できたようでした。
その後息子は楽しんでプールの時間を過ごせるようになり、行きたくないと言うことはなくなりました。自分で担任の先生に相談をしてプールへの恐怖心を克服できたことに、私は息子の成長を感じることができてうれしく思いました。また息子の言葉に寄り添って下さった先生やコーチにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
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著者:水沢 雫
5歳男の子と2歳女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。