幸先よくスタートしたトイトレ
私には幼稚園に通う息子がいます。2歳になるころから「トイレに行ってみる?」と声をかけたり、絵本を見せたりしてトイトレをスタートしました。大好きなキャラクターのトレーニングパンツでやる気がアップし、順調にトイレでおしっこができるようになった息子。
私は成長がうれしくて、「すごいね!」「かっこいいね!」と高いテンションで息子をほめていました。3歳になり、幼稚園の満3歳クラスへ入った息子は、幼稚園でのトイレも問題なくクリア。先生に「たくさんほめてあげてくださいね」と言われ、私は「幼稚園でもできるなんて、本当にすごいね」と息子をほめたたえました。
トイレを嫌がるようになり…
息子はうんちもすぐにトイレでできるようになり、私は毎日たくさんほめてあげました。このまま夜のおむつもとれるだろうと思い、意気揚々と普通のパンツも購入。しかし、入園してから2カ月ほどたったころ、息子はトイレへ行かずトレーニングパンツのままおしっこやうんちをしてしまうことが増えてしまいました。
トイレを嫌がるようになり、私はあんなに順調だったのにどうしてなのかと困惑。幼稚園の先生に相談すると、幼稚園ではきちんとトイレへ行けているとのこと。「入園して、環境や生活のリズムが変化した疲れが、今出ているのかもしれないですね」と言われました。
「だってママ」息子の言葉
そんなある日、幼稚園から帰ってきた息子が「トイレ行く」と言い、きちんとおしっこができたので、私は「じょうずだね! トイレ行けたね!」と拍手をしながら言いました。そして「なんで行けないときもあるのかなぁ」と言うと、息子が、「だってママ、うるさいんだもん」とぽつり。
私はまさかの答えにびっくりしました。良かれと思ってしていた行動が、実は逆効果だったのです。たしかに、トイレは落ち着いて静かに入るところだよね……と私は大げさにほめていたことを反省しました。
ほめることはもちろん必要なことだと思いますが、あまり大げさすぎたり騒がしかったりするのは息子には合わなかったようです。それからは、トイレへ行く息子をそっと見守り、ほめるときもほどほどにすることを心がけ、無事にトイトレを完了することができました。
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著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。