私を心配するバイト先の先輩
レンタローに「忙しくても俺のこと好きなら時間作れるでしょ」と言われたのをきっかけに、彼への依存がどんどん高まっていったアイコ。彼に嫌われたくない気持ちから、「もっとかわいくならないと」とメイクをばっちり決めてデートに向かうも、彼には「俺、メイクが濃い女の子って嫌いなんだよね」とダメ出しされてしまいました。
さらに、彼は「髪型はショートがいいし、服装はボーイッシュな感じが好きなんだよな」と言うのです。それを聞いたアイコは「彼好みの女性にならなくちゃ」と、長かった髪をばっさり切ってしまい……。
突然ショートヘアになり服装もガラッと変わったアイコに、バイト先の先輩や同僚は「どうしたの!? まさか失恋!?」とびっくりした様子。アイコが「違いますよ。彼のタイプに合わせてみたんです」と告げると、先輩は「……彼がそうしろって言ったの? 彼とはよく会ってるの?」と、少し考え込むような表情を見せました。
アイコが「彼とは週7で会ってます」と話すと、「週7って毎日じゃん! もっと自分の時間が欲しいとは思わないの?」と、さらに質問を重ねる先輩。「全然! 彼が趣味みたいなものなので」と笑顔のアイコに対し、先輩はまたもや何か考え込むような表情。
アイコが彼に尽くしている姿を見て、先輩は「もっと自分を大切にしたらいいのに」と、アイコのことが心配になったようです。しかし、当時のアイコは恋に盲目で視野が狭くなっており、先輩が自分を気にかけてくれていることに気付けませんでした。このように、周りが心配してくれていても当の本人は気付けないのが、恋愛依存の怖いところかもしれませんね……。
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