義母に筒抜け
夫は両親と仲がよく、2日に1回は電話をしています。ある日、夫と将来について考え、保険の見直しをしていたときのこと。「ちょっとお母さんに相談する」と義母に電話をかけ始めたのです。電話の向こうで「こんな保険に入ったら?」「ここの会社の保険がいいよ」と義母が助言する声も聞こえてきました。電話を終えた夫に「私たちの話なのに、お母さんにも相談するの?」と聞くと、夫からは「家族なんだから当然じゃん」と言う言葉が……。
夫にとって、両親に保険やお金の相談をするのは当たり前のことのようで、これまで私が知らなかっただけで、私たち夫婦のお金事情は義家族に筒抜けだったのです。
夫の自由、だけど…
両親に相談するのは夫の自由。しかし、私は加入している保険や貯金額、給料の額を義母に知られていることが嫌でした。そこで、夫に正直な気持ちを伝えました。
しかし夫は「なんで嫌なの?家族なんだからいいでしょ」と聞く耳を持ってくれません。それでも私は「義家族にお金の話をしてほしくない」と夫に何度も伝えました。
夫が確認してくれるように
「義両親にお金の話をしないで」と伝え続けたことで、最初は私の気持ちを理解してくれなかった夫も次第に理解を示してくれるようになりました。そして今では、お金の話を両親に相談したい場合には「この話は親に話していい?」と確認してくれます。
正直、「それくらい自分で判断してよ」と思ってしまうこともありますが、勝手に話されてしまうよりマシだと思うようにしています。
たとえ家族であってもお金の話をすることに抵抗があった私にとって、なんでも相談してしまう夫には驚きました。不安だから相談したいという夫の気持ちは少しわかりますが、夫婦の貯金額や給料を義母に知られているのは嫌なので、夫に何度も伝えてやめてもらえてよかったなと思っています。
著者/やん子
イラスト/もふたむ
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