A子ちゃんが本当に盗んでいないと信じているなら、親として子どもの疑いを晴らすための努力くらいしたらどうなのか? そんなこっとんさんの思いとは裏腹に、A子ちゃんママはこっとんさんを責め立ててきます。A子ちゃんの話をしているはずなのにA子ちゃんのことは置き去りのまま不毛なやり取りが続いていくなか、ついに心身の不調に見舞われ、それ以上の話し合いをあきらめざるを得なくなり……!?
子どもの前で笑顔がつくれなくなって
A子ちゃんママとの不毛なやり取りが続くなか、ついに心身に支障をきたしてしまうこっとんさん。子どもの前で笑顔をつくることさえ難しくなってしまい、「このままでは子どもたちが自分のせいだと思ってしまう」と悩みます。病気をかかえていたこっとんさんは、自分の体の心配をするデリケートな時期にいる娘のねずちゃんに、心配をかけまいと気丈に振舞います。
家族の生活や自身の体調面を考えて、A子ちゃんママとのやり取りを一旦あきらめたものの、半ば無理やり抑え込んだ気持ちは日ごとに増すばかり……。意を決して学校の先生に相談するも、空振りに終わってしまうのでした。
このモヤモヤをどこかに吐き出したい――。
そんなこっとんさんが行きついたのは、「マンガを描くこと」だったと言います。信頼できる人がいても、その相手の気持ちや立場を考えてしまうと、なかなか吐き出せないこともありますよね。みなさんは、こっとんさんのように自分を保つための居場所はありますか?