周囲に相談しても「頼めばやってくれるのにぜいたく」などと言われてしまい、相談しては否定され、次第にアコさんは「自分が悪い」と自分を否定していくことも増えていきました。
ある日、アコさんは黙っているユーマさんにイライラが爆発してしまいました。するとユーマさんは……!?
え?生理前だから?
アコさんは、ユーマさんとわかり合えないことにイライラし、相談ごとをすることも少なくなっていきました。けれど日常の中で怒ることは多々ありました。
しかし、アコさんが怒ってもユーマさんは黙って聞いているだけ……。
何も言わないユーマさんに、アコさんは泣きながら意見を言ってと訴えましたが、ユーマさんは無言のまま。
しばらくして、アコさんは落ち着きを取り戻すと、「言い過ぎた」と言いました。
するとユーマさんは、「大丈夫、わかってるし」と言いました。
そして、
「アコちゃん生理前ってよくこうなるからもう慣れた」
と言ったのです!
アコさんは自分の気持ちをまったく理解してもらえず、イライラを生理前の症状ととらえられてしまい、絶句してしまいます……。体を震わすアコさんの横で、事態をわかっていないユーマさん。
アコさんはそれでも、まだユーマさんとわかり合いたい気持ちが残っていたため、割り切ることはできませんでした。そして、期待しては落ち込むを繰り返してしまうのでした。
アコさんは、自分の不満を女性ホルモンのせいにされることは悲しかったと言います。そして「俺は理解があるから」という態度に見えて腹が立ったのだとか。ユーマさんと「きっとわかりあえる」という期待があるからこそ、アコさんにとっては伝わらないときの打撃が大きかったのではないでしょうか。
作画:鳥頭ゆば