息子放置事件後、ユーマさんに子どもを任せることが怖くなってしまったアコさん。自分で子どもたちを守らねばと、ますます育児の負担が増えてしまいます。ほかにもたくさんの負担がのしかかりますが、アコさんが周囲に相談しても誰にも理解してもらえません。するとアコさんは……。
主張がないということは…
※誤)ユーマと子どもだけ過ごすことが →正)ユーマと子どもだけで過ごすことが
※誤)抱擁力 → 正)包容力
息子を放置されたことから、アコさんはユーマさんと子どもだけで過ごさせることを怖いと思うようになりました。
「私の子どもは私が守らないと」と、今まで以上に育児の負担が重くのしかかります。
ほかにもユーマさんはスマホでラインやネット注文などの利用を拒むため、注文などのお願いもできず、お出かけや買い物など、アコさんが考えて決めていました。
やがてアコさんは脳に疲れが出始めます……。
結婚前、アコさんはユーマさんのことを、自分の話に口を挟まずに何でも聞いてくれて、おおらかで包容力がある人だと思っていました。しかし今では自分の主張がない人だと感じるように。そしてそれは、アコさんの負担や不安が増えることだと気付いたのです。
たとえば、アコさんが風を引いたときのこと。ご飯を買ってきて欲しいと頼むと、なんとユーマさんは自分の分だけを買ってきました。また、妊娠したとき、子どもが初めてハイハイしたとき、アコさんが大喜びで伝えても、ユーマさんは表情を変えずに「そっか」と言うだけでした。
「何か言ってよ!」とアコさんが懇願するように伝えても、ユーマさんは石のように固まってますます黙ってしまいます。
これらのことを周囲に相談しても、
「あなたが選んだ相手」
「真面目できちんと働いているし、頼めばやってくれるのにぜいたく」
「男なんて無口が普通」
などと言われ、誰にもつらさを理解してもらえません。
相談するたびに、アコさんは「自分が悪いのだ」と、自分を否定していくのでした。
夫婦ともなれば将来の話、子育ての方針、日常の悩みごとなど、2人で話し合って意見を出し合って乗り越えていくものがたくさんありますよね。夫にもし意見がなかったら……。日々の小さなことだけでなく、将来像も見えなくて、不安になってしまうような気がします。アコさんの精神的負担が心配ですね。
作画:鳥頭ゆば