離乳食のうちは赤ちゃんの生活リズムに食事の時間も合わせますが、離乳食の完了期から幼児期になったら、食育のためにも家族みんなで同じごはんを食べる機会を作りましょう。あなたの家では週に何回、家族全員でごはんが食べられていますか?
子どもひとりでごはんを食べさせていませんか?
離乳食のときはつきっきりだったのに、ひとりである程度食べられるようになると、手づかみできるものをテーブルに用意して「じゃあ、食べておいてね!」とひとりで食べさせがちです。現代社会では子どもたちの「孤食」が問題になっています。
特に朝食などはパンなど簡単なものですませることも多く、ママは家事や身支度でバタバタしていると一緒に席についてごはんを食べる時間がないこともあります。でも、なるべく子どもが食事の時間はいっしょにテーブルにつくようにできるといいですね。
パパの帰りが遅いときは朝食をみんなで
パパの帰宅が遅い人は平日の夕ご飯をみんなで食べることは難しいこともあります。その場合は、朝ごはんを団らんの時間にしましょう。みんなで「いただきます」を言って家族みんなでごはんを食べましょう。
食育にとって楽しい食事の時間は大切なものです。朝ごはんの時間を確保するためにちょっと早起きをして、赤ちゃんとの団らんを楽しんでみてください。
土日作りながらごはんで団らんを
平日、なかなか家族いっしょにごはんを食べられない人は、土日に積極的に家族いっしょに食事をする時間を取りましょう。そんなときにラクなのが、作りながら食べられるメニューです。代表的なのは鍋やホットプレートでの焼きそばです。
ほかには、ホットケーキとトッピングを置いて作りながら食べるのも楽しいです。具材はフルーツなどの甘いものだけでなく、レタスやハム・チーズなども合います。あとは、ごはんとごはんのおともで楽しむおにぎりパーティも子どもに人気です。
ママがひとりで準備して作るとなると大変ですが、材料だけをテーブルにドンと置いて、みんなで作りながら食べると、子どもも楽しくてママはラクに家族団らんができます。家族団らんを意識するあまり、ママが大変になってしまっては本末転倒。工夫次第で親子が楽しい食事の時間が作れますので、いろいろと試してみてくださいね。(TEXT:サトウヨシコ)