学生時代の夫
学生時代、私は後の夫となる彼と半同棲をしていました。お金もなかったので一緒に料理を作ることが多かったのですが、そのときになんとなく「この人は料理ができる人だな」と感じていました。私がアルバイトで帰りが夜遅くなったときには料理を作って待っていてくれることもしばしばあったのです。
また、学生時代に彼が言っていて驚いた話としては、「高校3年生のときに、貯めたおこづかいを全部使い果たしてパソコンを作った」ということ。私としては「変わった趣味だな」ぐらいにしかとらえていなかったのですが……これらの学生時代に感じていたことが、結婚して改めて「すごい!」と思うようになったのです。
料理が予想以上にできた
夫は予想以上に料理ができました。基本レシピは見ず、自分で味見をして適当に料理を作るのです。私はレシピアプリがないと料理ができない人なので驚くばかり。夫はラザニアもパスタから手作りです。
また、近所の家の人にもらったみかんや梅で酵母を作り、その酵母でパンを焼いたり、スパイスをそろえてイチからインドカレーを作ったり……。驚きを挙げ始めたらキリがありません。
どの料理もお店と変わらないほどのおいしさなので、さらに驚きです。最近では子どもの誕生日のリクエストに応えるのは基本夫。子どものために、キャラクターケーキも作ってしまいます。
なんでも作ってしまう!
料理だけでなく、夫は何でも作ってしまう人でした。今までで1番驚きのDIYはダイニングテーブルを作ったことです。妊娠中、私はつわりがつらく、1カ月実家に帰省していた時期があり、その後夫との家に帰宅すると、なんと家のテーブルが豪華に! 私が帰省している間、6人掛けテーブルを作っていたのです。ちなみに遊びに来た友だちで夫の手作りだと気づいた人は誰もいないぐらいの仕上がり。
また、私が「こんな棚が欲しいな~」と言うとイメージ通りのものを作ってくれ、庭の花壇や砂場も全部夫の手作り。なんと、今は駐輪場を作っています。私の中では駐輪場は業者に作ってもらうものだとしか思ったことがなかったので、夫の行動力には驚くばかりです。
結婚してから「え! こんなにすごかったの!?」と思うことがたくさんあって驚くばかりだったのですが、それと同時に長い時間一緒にいても、知らない面がまだまだたくさんあるんだなと実感しました。驚きながらも尊敬する毎日です。もしかしたら、まだこれから知る夫の一面があるかもしれません。これからも夫の新たな顔を探していきたいなと思います。
著者/松谷 えりな
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