主治医の先生からヒカリちゃんの病名を聞き、サチさんは夫に連絡をしました。すると、夫は会社を早退してきてくれたのです。
そして、泣きながら謝ってくるサチさんに「確かに後遺症が残る可能性は高いみたいだけれど、ヒカリは生きている。それだけで十分だと思わん?」「障害が残っても、ヒカリはヒカリだろ? だから、大丈夫だよ」と、夫は言いました。
その言葉を聞いて、少し安心した表情を見せたサチさん。
それから数日経って、ヒカリちゃんは一般病棟に移ることができました。
今までできていたことができなくなってしまい…
一般病棟に移ったことにより、サチさんはヒカリちゃんと過ごすことができるようになりました。そして、しばらくするとヒカリちゃんが目を覚ましたのです!
その後、順調に回復したヒカリちゃんは退院できることに。サチさんは職場に休職届けを出して、しばらくはヒカリちゃんの看病に専念することを決めていました。
しかし、サチさんが1番恐れていたことが、退院後すぐに起こってしまったのです。
◇ ◇ ◇
一般病棟に移り、無事退院することができたヒカリちゃん。しかし、退院してからも大変でヒカリちゃんから目を離すことができなくなったとサチさんは言います。大変なことをひとりで抱えこまないで、旦那さんと一緒に乗り越えていければ良いですね。