結婚生活に夢も憧れもなかった私
私はもともと結婚に対して「大変そう」「やりたいことができなさそう」というような、マイナスイメージばかりを持っていました。そのため、結婚願望がほとんどなく「そんなに大変な思いをするくらいならずっと独身で好きなことをしていたほうがいい」「自分と自分の家族以外の他人との生活なんて無理!」とまで思っていたのです。
さらに、結婚した友人から「結婚して幸せ!」という話よりも「憧れと実際の結婚生活は違う」と聞くことが多かったのも、結婚願望が薄かった理由のひとつです。
夫の気づかい
そんな私も、あるとき心から好きだと思える人と出会いました。「彼となら結婚できるかも」という思いが芽生え、交際を経て私は結婚することに!
独身生活が長かったため、「他人との生活でストレスなく過ごせるだろうか」という不安もありました。しかし、いざ新婚生活が始まると、夫がさりがなく私を気づかってくれることが多く、それほどストレスを感じることはありませんでした。
それは、夫が些細なことで喧嘩にならないよう「わざわざ言わなくてもいいことは黙っておく」という姿勢でいてくれることが大きいように感じます。例えば、洗濯物の干し方や畳み方がちょっと気になるな、というときでも夫は細かく口出しをしません。私もそんな夫を見習い、気をつけるようにしていたため、お互いに嫌な思いをせずに新婚生活を過ごすことができました。
夫のやる気が想像以上で
夫は、結婚当初から家事に協力的でしたが、子どもが生まれると育児にも意欲的に!「これ終わったから、次にやっておくことはある?」「俺、今手が空いてるよ!」と逐一私に報告をしてくれていました。その姿はまるで、新しい仕事に意欲的な新入社員のようで……。そのため、当時夫のことを「やる気のある新入社員」と呼んでいたほどです。
長女のお宮参りの際に「この1カ月を振り返りどうだったか?」というテーマでお互いに話し合いをしました。そのとき、相手にしてほしいことや嫌だったことなどを擦り合わせ、今後に活かしていこうと話したことを今でも覚えています。まるで仕事の反省会のようで、今では夫婦の笑い話になっています。
結婚して5年が経った今でも、夫が家事に協力的であるという姿勢に変わりありません。それでも、私たち夫婦は常に「今の現状をお互いにどう捉えているか」を話し合う時間をつくるようにしてます。これからも家族で協力しながら、いい家庭を築いていきたいです。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
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