妊娠中のシオリさんの体を気遣うやさしい夫・ケン。そんなケンと生まれてくるわが子のことを仲睦まじく話しながら、シオリさんは大晦日を過ごしていました。そこにある訪問者が訪れ……。
ささやかな幸せを感じる日々に、突然訪れる嵐……
シオリさんは都内で働くプレママ。夫のケンとは毎日一緒に通勤するほど仲良しです。
仕事も落ち着いた年の瀬、大晦日の夜にシオリさんとケンは家でまったり過ごしていました。 シオリさんがケンのために珈琲を淹れようとすると、座ってていいよと止めに入るケン。
自分で珈琲を淹れ、妊娠中のシオリさんには体を気遣ってホットミルクを手渡しました。休みの日は至れり尽くせりなケンに、シオリさんも微笑みます。
年末ということもありクリスマスやお正月にまつわる信仰について何気ない会話をしていると、玄関のチャイムが鳴りました。宅配を頼んだ覚えもなく、大晦日の夜の訪問者に戸惑いながらも玄関へ向かうと……。
「外は寒いんだから待たせないでちょうだい!!」
なんとそこには、既に玄関に入って立っている義母の姿が……。上がっていいと言ってもないのに、ズカズカと家の中へ入ってきました。
「私の孫ちゃんに悪いじゃない!」
そして部屋に入って早々、コーヒーの香りとマグカップを手に持ったシオリさんの姿を見て何か勘違いした義母。カップのコーヒーをシンクに捨ててしまうのでした……。
妊娠中のシオリさんを労わってくれるケン。体調面での不安や不調が多いこともある妊娠中は、ささいな気遣いでもうれしいですよね。
そんなケンとは反対に、勝手な早とちりでシオリさんの持っていたコーヒーを捨ててしまう義母。妊娠中のシオリさんにはコーヒーはよくないと思ったのかもしれませんが、勝手に取り上げて捨てることまでしなくても良かったのではないかと思います。
ケンと同じように義母もシオリさんの体を気遣ってくれているのであれば、まずは状況や話を聞いてくれたうえで、「こうしたほうがいいのじゃない?」と相談してくれてもよかったかもしれませんね。
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作画:ya-com