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「もう必要ない」親友との別れで告げた言葉に隠された切なすぎる意味とは… #赤ちゃんポストで産まれた子 40

「わたしは赤ちゃんポストで産まれた子」第40話。みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやくシミ姉ちゃんという心強いお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。そんなK先生の態度に園長先生は大激怒! 反省したK先生は施設を去ることになります。

取り戻した平和な日々でしたが、またもや事件が。シミ姉ちゃんが冷たくしてくるのです。理由もなく無視するシミ姉ちゃんに腹を立てるみかんさん。ところが立ち聞きで、シミ姉ちゃんがお母さんのところに戻ることを偶然知ってしまいます。みかんさんが悲しまないよう、嫌われてから施設を出るつもりだと先生に話すシミ姉ちゃん。シミ姉ちゃんの本心を知り、このまま離れるわけにはいかないと考えたみかんさんは……?

「シミ姉ちゃん待って!」 自分を思ってくれているシミ姉ちゃんと仲たがいをしたまま施設を去ってほしくなかったみかんさん。一生懸命話しかけますが、シミ姉ちゃんは相変わらず無視してどこかへ行こうとします。そんなシミ姉ちゃんをみかんさんは、強引に抱っこで阻止! やっとシミ姉ちゃんと話ができることになり……?

シミ姉ちゃんがいなくても、もう大丈夫だよ

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みかんさんに強引に抱っこされ、尻もちをついてしまったシミ姉ちゃん。振り返ると、みかんさんが大粒の涙を流していることに気づきます。

 

ようやく自分の目を見てくれたシミ姉ちゃんに、みかんさんは「私にはもうシミ姉ちゃんなんて必要ない」と切り出します。

 

辛らつな言葉を投げかけるかと思いきや「シミ姉ちゃんだって抱っこできるくらい大きくなったから、もうさびしくなんてない」と言葉を続けます。

 

いつまでも弱いままの自分では、シミ姉ちゃんは安心して施設を出られない……。そうみかんさんは思ったのでしょう。

 

「私にシミ姉ちゃんはもういらないの」という言葉には、みかんさんの強さとやさしさが詰まっているかのようです。

 

自分のお菓子を差し出しながら「これで離れても家族だから」というみかんさん。シミ姉ちゃんが自分と友だちになってくれたのと同じやり方で、今度は家族になることを誓います。

 

家族と言い切れるほどの親友とは、なかなか出会えないものです。スマホやSNSなどがなくてもずっとつながっていられるのは、どこか羨ましく感じてしまいますね。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターみかん高校生

    女子高生でライブドアブロガー。インスタやブログで赤ちゃんポストに預けられ、養護施設で育った経験を漫画にして発信してます。

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