「シミ姉ちゃん待って!」 自分を思ってくれているシミ姉ちゃんと仲たがいをしたまま施設を去ってほしくなかったみかんさん。一生懸命話しかけますが、シミ姉ちゃんは相変わらず無視してどこかへ行こうとします。そんなシミ姉ちゃんをみかんさんは、強引に抱っこで阻止! やっとシミ姉ちゃんと話ができることになり……?
シミ姉ちゃんがいなくても、もう大丈夫だよ
みかんさんに強引に抱っこされ、尻もちをついてしまったシミ姉ちゃん。振り返ると、みかんさんが大粒の涙を流していることに気づきます。
ようやく自分の目を見てくれたシミ姉ちゃんに、みかんさんは「私にはもうシミ姉ちゃんなんて必要ない」と切り出します。
辛らつな言葉を投げかけるかと思いきや「シミ姉ちゃんだって抱っこできるくらい大きくなったから、もうさびしくなんてない」と言葉を続けます。
いつまでも弱いままの自分では、シミ姉ちゃんは安心して施設を出られない……。そうみかんさんは思ったのでしょう。
「私にシミ姉ちゃんはもういらないの」という言葉には、みかんさんの強さとやさしさが詰まっているかのようです。
自分のお菓子を差し出しながら「これで離れても家族だから」というみかんさん。シミ姉ちゃんが自分と友だちになってくれたのと同じやり方で、今度は家族になることを誓います。
家族と言い切れるほどの親友とは、なかなか出会えないものです。スマホやSNSなどがなくてもずっとつながっていられるのは、どこか羨ましく感じてしまいますね。
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