こんにちは。私は現在モロッコで3歳になる娘を育てています。アフリカ、というと、日本に住んでいると後進国というイメージがあり、物も不足しがちなのでは?と思われるかもしれません。
北アフリカに位置するモロッコは観光立国であり、スペインも近くフランス領だったこともあってか、都市部であれば、たいていのものは日本と同じように手に入れることができます。そんななか、日本から持ってきてよかった大活躍のグッズ、ベスト3をご紹介します。
第3位 大根おろし器
モロッコでは「タジン」というモロッコ料理を作る際に、トマトやにんにくを擦ることが日常的に行われるので、おろし器自体は売っているのですが、これがチーズを削るような円錐型や釣鐘型で、かつ擦ったものを溜めておくケースがありません。
3歳の娘は恐ろしいほどの食わず嫌いなので、トマトや玉ねぎを使う際は擦ります。その際、このモロッコにあるおろし器だと力が必要で面倒なのです。大根おろし器なら、テーブルに置いて擦ることができ、かつ、擦ったものもケースに溜まっていくので一石二鳥でした!
第2位 ユニクロのヒートテック
アフリカ大陸にありますが、モロッコには四季があり、冬もあります。冬は日本とまではいきませんが、厚手のコートやセータが必要なくらい寒いです。なんと雪が降る地域もあります。
そんな中、やはり頼りになるのがユニクロのヒートテック。薄くて暖かいので、子どもが着膨れすることなく暖かさを保つことができます。モロッコにも一部都市にユニクロがあるのですが、日本のようにお得には購入できないので、日本で買いだめしていきます。
第1位 薬
モロッコにも小児科もあり、子ども用の薬も購入することができます。しかし……!1回に処方される量が非常に多いのです。味も一応は甘いものの、薬とすぐにわかるようなもの。ヨーグルトやプリンに混ぜてもバレてしまい、娘は決して飲んではくれません。
その点、日本の薬はすごい!味も甘ければ、なんといっても1回の量が非常に少ないので、だましだまし飲ませることができるのです。とくに冬の今は、すぐに風邪をひくので、日本の風邪薬は必需品です。
日本では、「こんなものないかな?」と思えば大抵の場合、手に入れることができて、しかも安いものは本当に安い!モロッコでは、収入は日本より格段に低いうえに、輸入品は日本で購入するよりも高いので、日本の物の安さにはモロッコ人でもびっくりします。(TEXT:ヒロコ ラメッシェ)