【あらすじ】慢性的な鼻炎に悩むもいもいさん。市販の点鼻薬を使うと劇的に鼻づまりが解消し、それから頻繁に点鼻薬を使用していました。
しかし、あるときから点鼻薬が効かなくなり、鼻炎症状が悪化。業務に支障をきたすほど症状が現れ、焦ったもいもいさんは新しい点鼻薬を求め薬局に走りましたが……?
あれ、もしかして私使いすぎ…?
※鼻炎とは、鼻腔内の粘膜がなんらかの原因で腫れることにより、鼻水や鼻づまりの症状が出ることです。市販の点鼻薬には血管収縮剤が含まれており、腫れてしまった鼻粘膜の血管を収縮させることで症状を改善します。しかし、血管収縮剤入りの点鼻薬を長期間使い続けると鼻づまりの症状がかえって悪化することがあります。これを「薬剤生鼻炎」と言います。
「きっと今使っている点鼻薬が合わないだけ。違う点鼻薬を使えばまた症状が改善するはず」と、半ばノイローゼ気味になっていたもいもいさん。しかし、ふとあることを思い出します。
それは点鼻薬の正しい使い方についてでした。点鼻薬を使い始めたときは、「用法・用量を守って使えばこんなに心強いアイテムはない」と思っていましたが、いつの間にか使いすぎていたのです。
もいもいさんの鼻炎症状が悪化した原因は、点鼻薬の過剰使用による「薬剤性鼻炎」でした。今すぐにでもなんとかしたいと思っていましたが、少し冷静になり新しい点鼻薬を使用するのはやめることに。より症状が悪化してしまう前に、原因に気づけてよかったですね。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※医薬品を使用する際は事前に説明書をよく読み、用法・用量を守って正しく使用しましょう。症状が改善しないときは、早めに医療機関を受診するようにしてください。
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ぜひチェックしてみてくださいね!