しかしその矢先に、拓也の出張が決定。拓也が申し訳なさそうに謝ると、美咲は残念そうな表情で「仕方がないね……」と答えるのでした。
後日、このことを学生時代の先輩に相談することに。事情を話し終えると、拓也の口からは本音が次々に飛び出して……?
「好きなのに、迫られると怖い」夫自身も実は悩んでいて
「あ~……。その気持ちはよくわかる」
「そうなんすよ……」
拓也が本音を話すと、共感する先輩。
続けて、子どもをほしいということに対して、
夫婦で温度差があることを指摘。
「俺は別に2人でも
仲良くやっていける自信あるんで……。
そんなに必死にならんでもって思ってしまって……」
さらに、拓也は今まで子どもをかわいいと
思ったことがなかったことに加え、
子どもに懐かれた経験がないことについても話したのでした。
◇ ◇ ◇
拓也がそこまで子どもをほしいと思わない理由は1つではなく、複数の要因がありました。明確な理由がちゃんとあるなら、尚更早めに夫婦で話し合っていればよかったのではないかと思ってしまいましたが……。現実はなかなか難しいのかもしれませんね。