ひとまずその場を穏便に済まそうと、拓也は美咲に謝罪。さらに、やさしく抱きしめると、近いうちに妊活に取り組む日を作ることを約束したのでした。
しかしその矢先に、拓也の出張が決定。
申し訳なさそうに謝り、「今月も無理そう……」と言った拓也。美咲の反応は……?
夫婦で妊活に取り組もうとした矢先、出張が急に決まって
「それは……仕方がないね……」
一瞬何かを言おうとしたものの、
仕事という都合上理解するしかなく、
残念な表情でそう返した美咲。
「来月はさすがに何もないから……。
必ず……ね……!」
後日、拓也はこの件を学生時代の先輩に相談。
「そのとき俺、ちょっと
ホッとしちゃったんですよねー……」
「妻のことは好きだし、
子どもも授かれたらって思うけど、
いざ迫られると怖いんですよね……」
美咲には言えない本音を続けて話し始めたのでした。
◇ ◇ ◇
「妻のことは好きなのに、妊活になると迫られている感じがして怖いと思っていた」という発言からは、拓也自身も悩んでいたことが伝わってきます。今回の件については、学生時代の先輩に話を聞いてもらっていますが、なかなかこういう話を誰にでもできる訳でもないと思うので、身近に相談できる人がいてよかったですね。