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「もしかして子ども嫌い?」引っ越しのあいさつで不愛想だった年配男性⇒大泣きする息子にまさかの!?

念願のマイホームが完成し、私たち家族はご近所にあいさつ回りをしました。どの方もにこやかに受け入れてくれましたが、1人の年配の男性は、息子たちの年齢を聞くと微妙な反応に。私は、「もしかして子ども嫌いなのかな? 迷惑をかけないようにしないと」と思いました。後日、庭で大泣きしている長男のところへその男性がやって来て……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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微妙な反応の男性は子ども嫌い?

マイホームが完成し、引っ越しを終えた私たち一家は、ご近所へのあいさつ回りをしました。私と夫は「第一印象が肝心!」と少し緊張していましたが、どの家の方も当時3歳と1歳だった息子たちを見ると「かわいいわね」とにこやかにお話ししてくれました。

 

しかし1人の年配の男性だけは、子どもの年齢を聞くと「あー……。この辺にはそんな小さい子はいないな」とぶっきらぼうな反応。私は「小さい子がいるとうるさくなると思われたのかな……。この方は子ども嫌いなのかも。迷惑をかけないようにしないと」と気を引き締めました。

 

庭で泣いている長男に声をかけたのは…

ある日子どもたちと庭で遊んでいると、次男が転んで服が泥だらけになってしまいました。着替えさせるために家に入ろうとすると、「まだ遊びたい! お母さんもここにいて!」とぐずり始める長男。私は事情を説明しましたが、長男はそれを聞かず泣き出してしまったのです。

 

困った私はとりあえず服だけ取りに行こうと思ったのですが、しっかり見ていないと、次男は土の付いたおもちゃをなめてしまう危険も……。「少しだけ待ってて」と長男に声を掛けてから次男と家に入りました。急いで服を出していると、庭から「どうした? これあげるから元気出せ!」と男性の声が……。

 

 

第一印象で決めつけたことを反省

驚いた私が庭に戻ると、大きなビニール袋を持った長男とフェンスの向こうにあのぶっきらぼうな男性が立っていました。家から出てきた私に向かって、男性は「その袋、うちで育てた野菜。よかったら食べて」と言うのです。袋の中には立派な野菜がたくさん入っていました。

 

慌てて男性に礼を言いながらも、泣き声がうるさかったことを謝る私。しかし男性は「うるさくはないよ。気にしないで」と去っていきました。その後も何度も男性は野菜を届けてくださり、私は初対面の印象だけで子ども嫌いと決めつけたことを反省しました。

 

 

男性とは今も良い近所付き合いをしています。男性の最初の発言も、「周囲に同じ年の子がいないとつまらないかも」という息子たちへの気づかいから出た言葉だったようです。第一印象は重要ですが、それだけで相手がどのような人か判断するのは早いと、私は改めて思いました。この経験から、相手の良いところを見つけながら付き合いを深めていくことを心がけています。

 


著者:香川えりか

4歳と2歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。

 

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