生後1年間、わが子が病院へ行く最多の理由は「うんち」と言い切れるくらい、「うんち」に悩まされてきました。今も便秘気味で病院へ行くことが多いので、悩みは継続中ですが、とくに悩んだ生後1年の体験談をご紹介します。
うんちの色にビクビクの新生児期
母子手帳にうんちの色見本が載っているくらい、うんちの色は要注意と聞いていたので、私は毎回色見本とにらめっこして、おむつ替えをしていました。そんな中、生後15日に白っぽいうんちが。色見本によると「腸重積の可能性もある」ということで病院へ行きました。
診察の結果、腸重積の可能性はなし。しばらくは様子見とのことでした。さらには次の日は緑色のうんちが出て、さらに私は青ざめました。ところがこちらは「空気を含んだときに出る」とのことです。うんちの色にビクビクの新生児期でした。
5日もうんちが出なかった生後3カ月
うんちに一喜一憂しながら過ごし、生後3カ月を過ぎたあたりから、今度は毎日うんちが出なくなりました。新生児期を過ぎれば、うんちの回数も減ってくるとは聞いていたものの、5日も出ないなんておかしいと思って小児科を受診。ところがうんちのかたさは問題ないとのこと。
「子どもによってうんちが出るサイクルは違うので、綿棒浣腸や足の運動などを自宅でおこなってください」との指導を受けるのみでした。私にとっては少し突き放された言い方に感じ、病院へ行くことを躊躇するようになりました。
泣き叫びながらうんち。わが子が切れ痔に
毎日マッサージをするものの、うんちが出ない日が続きました。離乳食が始まったあたりからうんちが少しかたくなり、わが子は泣き叫びながらうんちをするように……。それでも5日に一度は出ていたので、まだ病院へ行くことを躊躇していました。
ところがある日、血がついているうんちを見て、慌てて病院へ。うんちがかたすぎて、切れ痔になっていました。痛くて泣き叫んでいたのに私が病院へ行くことを躊躇したばかりに、わが子には本当に申し訳ないことをしました。
生後1年間、「うんち関係でばかり病院に行っていた」と主人は笑い話にしていますが、初めての育児では、うんちに大きな病気のサインが潜んでいるかもと心配になるものですよね。私のように病院へ行くことを躊躇して、わが子につらい思いをさせるくらいなら、育児に慣れてくるまでは「ちょっと大げさ」ぐらいでちょうどいいのかもしれませんね。(TEXT:ママライター村上八重美)