付き合い始めはブランドもの
付き合っていたころは、クリスマスなどのイベントがあると私は彼から高級ブランドの財布をもらい、彼には高級ブランドのバッグをプレゼントしていました。 半同棲状態だったものの、独身で財布も別々の私たち。各々が最低限の支払いを済ませていれば、給料は好きに使い放題。大きな出費でもさほど気になりませんでした。
そのため、当時の私たちは“プレゼントへの出費は惜しまず”がモットー。結婚後も、ここまで出費はできないだろうけれど、お互いに何かプレゼントを贈り合うんだろうなと、漠然と考えていました。
結婚後のプレゼントは…
しかし交際中に妊娠が判明し、授かり婚をした私たちは妊婦健診や出産前の準備、引っ越しに結婚式などでお金を節約しなければならない事態に。また、出産後は夫婦共に慣れない育児に追われ……。気づけば、イベントのときでもお互いにプレゼントを贈り合わなくなっていました。
その上、夫婦間でのプレゼントよりも子どもへのプレゼントを考える時間が多くなり、自分たちのことは二の次というようになりました。
日常の何気ないプレゼントがうれしい
イベント時のプレゼント交換はなくなり、「あのころに戻りたいな」と思うこともあるのですが、今は今の幸せがあります。夫は仕事帰りに私の好きなものを見つけると買ってきてくれることがあり、今は、この日ごろの何気ない”プレゼント”がうれしいのです。
私も、出先などで夫の好きなものを見つけると、夫の喜ぶ顔を思い浮かべながら購入。プレゼントをすると夫は大喜びしてくれます!
また子どもも、お店などで夫の好きなものや私の好きなものを発見すると、「パパに!」「ママに!」と言って商品を持ってくるので、「あのころとは違い、今は家族でプレゼントを贈り合っているんだな」と温かい気持ちになっています。
結婚をしてからプレゼントをお互いに贈ることがなくなり、正直寂しいと思うときもありました。
しかしその分、夫からの日ごろの何気ない贈りものにうれしさを感じるように。 また、プレゼント選びは値段は関係なく「相手のことを思って選ぶこと」が楽しいのだと改めて気づくことができました。
今は子ども中心の生活で何かと余裕がないのですが、子どもが大きくなり、家計に余裕が出てきたら、またイベント時に夫婦でプレゼントを贈り合えたらいいなとも思っています。
著者/花山花子
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