子どもにすら見放された夫
請求書に見慣れない英語表記が
起きている時間のうち、仕事以外の時間は9割以上スマホゲームに費やしている夫。子どもの前でもお構いなくスマホゲームに没頭するため、時にはきつく注意することもありました。
しかし、それでも夫がゲームをやめようとする気配はありませんでした。
子どもも最初のうちは「遊んで~」と、夫を誘っていましたが「ちょっと待ってね。これ(ゲーム)がひと段落したらね」「今忙しいから後でね」など、あらゆる言い訳を連発。待てど暮らせど遊んでくれない夫に子どもも見切りをつけたようで、次第に遊びに誘うことは減っていきました。
そんなある日、ふと見ていたスマホの請求書に見たことのない英語表記があることに気付きました。
私は見覚えのない文字の羅列に「何か変なウイルスに感染しているのでは……」と少し不安になりました。そのまま放置するのも何か怖かったので、ネットで請求書に書かれている英語の表記を検索したところ、そこに書かれているのはゲームへの課金だという情報が!
夫は普段からよくスマホでゲームをしていますが、課金までしているという話は一つも聞いていませんでした。半信半疑ながら夫に問いただしたところ、1万円を2カ月間、2万円分もゲームに課金していたことが判明!
無料のゲームをしていると思っていたのに、まさか課金までしていたなんて……さすがの私もあきれ果ててしまいました。
「少しくらい…」と全然悪びれない夫
しかし、夫は私が問いただしている最中も「少しだけじゃないか」「ゲームを買うのと同じようなもんでしょ」と、私の怒りがまったく響いていない様子にさらに驚きました。
夫にとってはただの息抜きかもしれませんが、育児もろくにせず、さらに課金まで……どこまで自由な夫なんだ! と思うと私の怒りは最高潮に。
さすがに私もこのときばかりは声を荒げ「いい加減にして! あなたは父親でしょ? いつまでゲームに依存するつもり!? もっと大切にしなきゃいけないものがあるでしょ!! 」と夫を一喝。
すると夫は見るからにしょんぼり……。楽しんでいたおもちゃで遊ぶことを怒られた子どものようでした。最終的に「ごめんなさい」と小さく謝り、今後は無駄な課金をしないことを約束しました。
ゲームではなく子どもを育てろ!
その後はきつく叱ったこともあり課金をすることはなくなりましたが、なぜかゲームの数がどんどん増えていきました。野球、サッカー、街づくりなど、選手とチームと街を毎日起きた瞬間から寝る間際まで懲りずに必死で育てています。
付き合っていた当初から、夫がゲーム好きであることはわかっていました。でも、結婚をしたら少しは変わるかも、さすがに子どもができたら変わるだろう……とあらゆるポイントで夫の変化を期待しましたが、まったく変化なし。
がっかりもしますが、こんな夫を選んだのも自分だと言い聞かせて生活しています。
そんな夫に「ゲームの中身ではなく子どもを育てろ」と毎日のように怒るようになりましたが、夫は「へへへ」と笑うだけで、一向にやめる気配はありません。
なので、夫が街づくりに熱中しているときは嫌味のように「おい、市長」と呼ぶことにしています。
まとめ
どこまでいってもゲームとの関係が切り離せない様子の夫。結婚もして子どももいる今の自分には、ゲームより大事なものがたくさんあるということにいつになったら気付いてくれるのでしょうか……。今後も気を長く持ち、待ち続けるしかないのかなと、最近では私も半ば諦めつつあります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
取材・文/ささきなみ
マンガ/へそ
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
著者:ささきなみ
体力の衰えを感じ、年齢に抗うなにかを始めようと摸索中のアラフォーです。趣味はキャンプ。自然の中で飲むお酒を楽しみに日々を頑張っています。健康や夫婦生活についてなど、アラフォー世代の気になる体験談を執筆中です。