「子どもとの関わり方がわからない」 というミーちゃんママは、先生からの勧めで市のサポートを受けることに。雅也くんに意地悪をしていたミーちゃんは……?
謝罪の言葉はまだ聞いていない
ミーちゃんが意地悪をしてこなくなったことで、いつの間にか元の仲の良い友だちに戻っていた雅也くんとミーちゃん。
いまだにミーちゃん親子から謝罪がないことをモヤモヤする雅也くんママでしたが、後日行われた懇談会でミーちゃんママと対面。
懇談会の帰り道に、ミーちゃんママから小さく震えるような声で謝罪を受けます。これまでのことを考えると、文句のひとつでも言ってしまいたい気持ちがあったようですが、グッとこらえ一言だけ伝えることに。
「私は雅也が一番かわいい。女の子が欲しいなんて思ったことないから!」
この一件以来ミーちゃんが家に来ることはなく、数カ月後久しぶりに公園で雅也くんと遊ぶミーちゃんの姿を見た雅也くんママ。
ミーちゃんが自分を「ママ」 ではなく「おばさん」 と呼んでいることに気づき、もう関わりたくないと思っていた雅也くんママの中でも変化があったようです。
「息子もミーちゃんのことを許している。ミーちゃんママからの謝罪もあった。」
ならば、これ以上自分だけがいつまでも引きずっているわけにはいかないと思ったのでしょう。これからも近所のおばさんとして、ミーちゃんと接していくことを改めて決断したようです。
たしかに自分の子どもに意地悪してきた子のことを許すのは、親として難しいことかもしれません。特によその子を叱ったり、間違いを正したりするのを躊躇しない人は少ないのではないでしょうか。ですが、子どもを見守るべき立場の大人としては、ときに信念をもって叱らないといけない場面もあるでしょう。
もしトラブルになったとしても、子どもへの愛情さえ忘れなければきっと大丈夫。いつか子どもにも親の愛情がきちんと伝わる日が来ると良いですね。
このお話は、ベビーカレンダーではこれで最終回となります。もっちさんの作品は以下のブログからも読むことができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。