たかしを信じて10年も待ち続けた狂子。「騙したつもりはない。そっちが勝手に勘違いしただけ」としらを切るたかしの言葉にショックを隠せません。
狂子とたかしの出会いは、たかしが高校生のとき……
たかしが高校3年生のときの新任として、副担任を任されることになった狂子。年も近くお互い惹かれ合うのに時間はかかりませんでした。
たかしを運命の相手だと思っていた狂子は、卒業式の日に「立派な男になって迎えに行く。」 と約束してくれたたかしを信じて待つことにしたようです。
そして時は流れ、たかしが28歳になったときの同窓会で再開を果たした2人。恋心が再燃してしまったのです。
ところがゆきえさんは、たかしと狂子の関係があまりにも最近であることを疑問に思った様子。たかしの実家には赤ちゃんがいたからです。
「あの赤ちゃんはたかし君の連れ子です。」
衝撃の事実に、思わず固まってしまうゆきえさん。そんな中、口を開いたのはたかしでした。
「マジありえね~。その事は誰にも言うなっつったろ。人として最低だな。」
自分のことを棚にあげ、狂子さんを非難します。ですが、人として最低なのは誰が見てもたかしのほうです。
自分に好意を寄せていた女性の思いを弄んだたかしを待っているのは、それ相応の報いなのではないでしょうか。
いいことも悪いことも、人にしたことは自分に返ってくるものなのです。いくら強い言葉で脅しても、もうたかしの味方をしてくれる人はいません。
まさに身から出た錆とはこのこと。たかしはまだまだゆきえさんが知らないことを隠しているようですが、錆の元は出し切って、一から正しい道を歩んでほしいものです。
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