【あらすじ】慢性的な鼻炎に悩むもいもいさん。これまで市販の点鼻薬で症状を抑えていましたが、薬を使い過ぎたことが原因で、さらに症状が悪化してしまいました。
ひどい鼻づまりで呼吸がうまくできず、思考も鈍る状況に焦り、耳鼻科を受診。そこで鼻粘膜レーザー治療を受けたところ、驚くほど鼻の通りが良くなったのですが……?!
あれ、鼻づまり治ってなくない?
医師から、術後1カ月程度は鼻粘膜が腫れ鼻づまりを感じると言われていましたが、3カ月経っても鼻づまりは解消しません。8割程度の人には効果があると説明を受けていたため、もしかして私には効果がなかったのかもしれない……と、心配になるもいもいさん。
記事を監修してくださっている高島先生によると、レーザーで粘膜を焼灼したあとの傷が改善するまでに1カ月程度かかり、その期間は鼻の調子は安定しないことが多いそう。一般的には、術後1週間後・1カ月ごと経過の観察を行い、レーザー照射による効果を判断します。3回までレーザーを照射できるため、効果を感じられない場合は追加照射を行うこともあるようです。
レーザー治療を受けたあと、鼻の調子がおかしい場合やさらに症状が悪化した場合は、再度受診すると安心ですね。
※鼻粘膜レーザー治療とは:鼻粘膜にレーザー光線を照射する治療のことです。粘膜の表面を焼灼し変性させることにより、主に鼻づまりの軽減が期待できます。一般的に効果が1〜2年ほど続くと言われており、花粉症やアレルギー性鼻炎に対し適応となります。花粉症に対しレーザー治療を行う際は、焼灼後の創部が改善し効果が発現するまでに少なくとも1ヶ月は想定されるので、前年の秋までに治療を終了することが必要です。なお麻酔薬や抗生剤の使用・焼灼部の感染のリスクもあることから妊娠中・授乳中に治療を受ける際は事前に医師に相談するようにしてください。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※医薬品を使用する際は事前に説明書をよく読み、用法・用量を守って正しく使用しましょう。症状が改善しないときは、早めに医療機関を受診するようにしてください。
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