低用量ピル服用を決意! 夫の反応は
私は産後半年で職場に復帰し、子育てと仕事の両立でアタフタしていたとき、ちょうど生理が再開しました。2人目をいつ産むかなど考えられないほど疲弊していた私は、「少しでも自分の体への負担を減らしたい」と低用量ピルを飲むことを決めました。
低用量ピルを服用するにあたって、夫には「しばらく子どもをつくる気はない」ということと低用量ピルの効果や副作用について説明しました。すると、夫は少しでも私の負担が軽くなるならいいのではと賛成してくれて、私は病院を受診し低用量ピルを処方してもらったのです。
母「なにを飲んでるの?」
低用量ピルは毎日決まった時間に1錠服用するため、私は毎日寝る前に飲むようにしていました。ある日、私は子どもと一緒に実家に泊まることに。いつものように寝る前に低用量ピルを飲もうとすると、それを見た母が「なんの薬を飲んでいるの?」と聞いてきました。
低用量ピルを服用しているということは母に話していなかったので、低用量ピルで生理のわずらわしさが軽減されたこと、夫にも相談済みであることを説明しました。
母は薬で生理や体調をコントロールすることに驚いていたようですが、私は副作用もほとんど感じることなく服用できていると伝えると安心してくれました。
祖母「そんな薬があるなんて…」
また、祖母の家に泊まったある日、私の低用量ピルのシートを見た祖母が「きれいな色の薬ね」と言ったのが印象的でした。私は祖母にも母にしたのと同じように低用量ピルについて説明しました。
祖母は「そんな便利な薬があるのね。私の妹の娘も生理痛がつらいと言っていたから飲めばいいのに」とすぐに理解してくれました。薬で生理をコントロールすることは祖母にとっては受け入れられないかも……と内心思っていたため、祖母がすぐ理解してくれたことは私の救いでした。
私の場合、家族に早い段階で低用量ピルについて説明してよかったと感じています。なぜなら、毎日服用することが必要だったり服用する時間が決まっていたりする低用量ピルは、日常生活に密接で、家族に話しておくことで、飲み忘れの防止にもつながるからです。自分の体のことや家族計画など、家族と話すきっかけにもなりました。
著者/あゆみ
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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