夫は専業主婦の静子さんが家事や育児のすべてを担うべきという考え方で、家事育児をまったくしません。
最低限の生活費しか渡されず生活に余裕はないものの、夫は毎日のように残業していて、夫も仕事を頑張っているのだから仕方ないと思っていました。
しかし、ある日夫のスーツからオトナのお風呂やさんの名刺が見つかり、夫の浮気が発覚! 浮気調査の経験者である姉からアドバイスを受け、発信器と追跡アプリを使って浮気の証拠を集めることに成功しました。
静子さんは掴んだ浮気の証拠を突き付け、ふみとを問い詰めましたが、プライバシーの侵害だと逆ギレ! 挙句の果てに、離婚の原因はすべて静子さんにあるかのような暴言を吐き続け、自分の娘のことも「うっとうしい」とまで言い放ちます。
いよいよ我慢の限界を迎えた静子さんは、ついに離婚を言い渡しました……!
まがりなりにも父親だと思っていたのに…
「子どもなんてうるさいだけで鬱陶しいんだよ!」
父親であるふみとから最低すぎる発言が飛び出し、顔を見るのも嫌になる静子さん。ふみとを家から追い出した翌日、姉・舞子に連絡しようとすると義母から着信が入りました。
覚悟を決めて電話に出ると、「嫁の分際で旦那を追い出すなんて!」とすごい剣幕で話す義母。家を出て行ったふみとはどうやら実家に帰ったようで、義母はふみとと同じように「浮気は遊び」、「我慢をするのが妻の務め」などと静子さんを責め立てます。
「お義母さんに許してもらう必要ありません」
離婚は許さないと怒る義母へ、静子さんはきっぱりと離婚の意思が固いことを伝えます。そして、もうこの親子に関わらなくていいと思うと、気持ちが晴れる静子さんなのでした。
浮気やモラハラ発言自体も到底許されるものではありませんが、義母の「英雄色を好む」という浮気に賛同するような発言も信じられませんね。
この言葉には、「英雄は女好きである傾向が強い」という意味があります。しかしふみとは、父親でありながら妻子に経済的に厳しい生活を強いてきたうえ、子どものことも愛していません。英雄と呼ぶにはかけ離れ過ぎていますよね。
息子可愛さにふみとをかばう義母ですが、同じ母として女性として、思うところは一つもないのでしょうか。義母には、一度客観的になって息子のおこないを見直してみてほしいものですね。
静子さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:sayora