親だけではない! 子どもから無償の愛を感じた出来事
普段から家事が苦手な私。最近は仕事での精神的疲労から、ますます家事が億劫になっていました。そんな疲れがたまっている私には、毎日元気と体力が有り余っている3歳の娘がいます。
シングルマザーである私と娘の生活は、毎日2人きり。家事の間も、娘は「ママみて! ママ!」と呼んできます。「ちょっと待ってね〜」と呼びかけをかわしていた私ですが、ついに怒った娘は、私に自分のスリッパを投げつけました。その瞬間、私のイライラも爆発。「待っててって言ってるじゃん!」と、怒鳴ってしまったのです。その後、自己嫌悪に陥りすぐさま娘に「こんなママでごめんね」と謝りました。
すると娘は、「なんで謝るの?」とキョトン。「ママはいつも怒ってばかりで、ごはんも手抜きだしさ、だからごめんね」と返すと、「ママが大好きだから。謝んないの!」とひと言。私は、その言葉で救われたような気持ちになりました。
「親は子どもに無償の愛を注ぐ」と言われますが、親も子どもから無償の愛をもらっていると、私は気づかされました。とはいっても子どもに対して怒っていい、待たせていい、手を抜いてもいいということではないと痛感。
私にとって娘が大切な存在であるのと同じく、娘も私を大切な母親と認めてくれているのです。娘がくれる愛情、満面の笑みに対して、精いっぱい応えられるよう、これからも奮闘していかないと! と心改める出来事でした。
著者:渡辺莉子/女性・会社員。食いしん坊でお調子者、最近なんだか女子力が芽生えてきた3歳の娘を育てるシングルマザー。
作画:mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています