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子どもからうつってしまった「手足口病」。発疹だけではなく爪が剥がれ落ちる事態に!【体験談】

子どもが発熱したり病気になったりすると、親も同じ病気になってしまうこともしばしば。子ども以上に大人のほうが重症化してしまうケースもあります。私も子どもの病気をもらってしまい、その後さまざまな症状に悩まされることになりました。子どもが病気になったら、大人も無理せず一緒にしっかりと休息することが必要だと痛感した出来事をお話しします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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子どもが発熱! 治ったと思ったら

ある日、子どもが発熱したため病院を受診したところ、医師の診断は季節的な風邪症状とのことでした。

 

子どもの熱は1日たつとすぐ下がったので安心していましたが、その直後に私の体調が悪くなり始め、嫌な予感が……。

 

慌てて熱を測ってみるとなんと38.5度! 子どもの風邪をもらってしまったようでした。自分は子どもの病気をもらわないようにいつも気を付けていたのですが、そのかいもむなしく病気にかかってしまいました。

 

その後念のため病院を受診しましたが、子どもの風邪をもらったのだろうとのことで診察は終了。処方された薬を飲んで休んでいると、子どもと同じように1日で解熱し、すっきり治ったので安心していました。

 

鏡を見ると顔中に発疹が…

鏡で顔を見る女性のイメージ

 

子どもからもらった風邪も落ち着いて、安心したのもつかの間。翌朝起きると、顔中に発疹が出ていました。

 

最初は「ニキビかな?」と思っていましたが、ニキビよりも明らかに大きな発疹。そして時間を追うごとに徐々に発疹は増え始め、ただのニキビではない……と確信しました。

 

最終的には顔全体を覆いつくすように発疹が出現。そして、さらに足の裏や手のひら、手指、膝、おなか、おしりなど体の至るところに発疹が現れ、何の病気なのか不安でいっぱいになりました。

 

他人の目につく顔は、発疹を隠すように化粧をしたりマスクを着用したりして隠していました。しかし、何よりもつらかったのは、足の裏にできた発疹の影響で歩くと痛みが走ったことと、手指の発疹の痛みで瓶が開けられず生活に支障が出たことでした。

 

そんなひどい状況だったため、すぐに病院へ駆け込みました。病院での診断結果は「手足口病」とのこと。

 

手足口病というと、手足や口の中に発疹ができるイメージがありますが、おしりや膝、おなかなどにも出ることがあるそうです。

 

おそらく子どもが発熱したのも手足口病だった可能性が高いものの、子どもには発疹が見られなかったため、手足口病の診断に至らなかったとのことでした。たしかに子どもの手足には発疹が見られなかったので、私自身も手足口病を疑うことはまったくありませんでした。

 

今思い返すと、おしりに少し発疹が出ていたような気もしますが、肌荒れかな? という程度に思っていました。

 

発熱後、全身に発疹が出たことについて原因が思い当たらず不安でしたが、はっきりとした原因がわかりひとまず胸を撫で下ろしました。

 

 

発疹が落ち着いてきたかと思ったら…

女性の手元のイメージ

 

手足口病の発疹は、特に治療法もなく落ち着くのを待つのみということだったため、時間経過とともに良くなるのを待つしかありませんでした。

 

しばらく安静に過ごしたことで徐々に発疹も落ち着き始めたので安心していると、今後は爪に異変が! 手の爪の一部が浮き、剥がれ始めたのです。

 

それも1本や2本ではなく6本も……。人生で初めての体験でした。痛みはなかったのですが、日に日に爪の剥がれ方がひどくなるため、恐怖すら感じていました。

 

このときは発疹も落ち着いてきていたので、手足口病とは関係はないと思い込んでしまい、次は皮膚科へ! 皮膚科に行くと、「最近、病気になったりしてないですか?」と近況を聞かれました。

 

そこで、最近まで手足口病にかかっていた経緯を説明したところ、「手足口病の後遺症で爪が剥がれている状態」とのことでした。

 

正直、手足口病で爪が剥がれてしまうことがあるという知識がなかったので、かなり衝撃的でした。発疹と同様、爪の症状も特に治療方法はなく、爪が再生するのを待つしかないとのこと。

 

皮膚科の受診から数カ月たった今も爪は完全には再生しておらず、気長に様子を見ながら待っています。しかし、手元は人の目につきやすいところなので、早く元通りになることを願うばかりです。

 

まとめ

子どもにはひどく現れなかった手足口病の症状。しかし、大人がもらってしまうと子どもよりも症状がひどくなってしまうこともあるのだと、身をもって体験した出来事でした。子どもが体調不良になると、どうしても看病などで親の抵抗力や体力も落ちてしまうこともあると思います。ですが、そんなときほど、親も子どもと一緒にしっかり休むことが必要なんだなと実感しました。

 

今回の手足口病のように、数カ月たった今でも後遺症に悩まされているケースもあるので、今後は今まで以上に自分の体調管理にも気を付けようと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

取材・文/かしいまゆこ

イラスト/マメ美

 

 

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取材・文/かしいまゆこ

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      うちの夫が手足口病の真似をたまにするので ちょっと なぜか 笑っちゃいました

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