ネットで発見「ピーマン尻」というワード
かつての私は、年齢とともに体形が変化するのは仕方ないと考えていました。普段気にするのは、あくまでも体重。洋服のサイズが変わらなければ、体形はさほど気にする必要がないと思っていたのです。ところがある日、ネットの記事で「ピーマン尻」というワードを見つけました。読んでいたのはダイエット特集の記事です。引き締まったきれいな丸みのあるおしりは「ピーチ尻」、形が四角く垂れ下がったおしりを「ピーマン尻」と呼ぶらしいのです。
おしりの形にそんなに種類があるなんてと思った私は、何げなく鏡に自分の姿を映してみました。そのときは、ほんの興味本位でした。ところが鏡の中にあったのは、太ももとの境目がハッキリしないほど垂れたおしり! うっすら縦にくぼみのあるおしりは、本当にピーマンのようでした。
記事には、「ピーマン尻」のことを「加齢による典型的な変化」とも解説していました。おしりが垂れ下がるほどの加齢現象……。それまでは体重ばかり気にしていましたが、体形の変化について現実を突きつけられたような気持ちでした。記事内でヒップアップトレーニングがすすめられていたこともあり、何とか垂れじりを改善しようと決意しました。
垂れじりの原因、予防するトレーニングは?
ヒップアップトレーニングについて調べると、垂れじりは加齢や運動不足、出産などでおしりがたるんでしまった状態であることがわかりました。おしりの下に脂肪がつくほど、ピーマンのような形になってしまうということです。さらにわかったのが、垂れじりはおしりの筋肉の衰えが原因であるということ。加齢によるおしりの筋肉の衰えは、早ければ30代から始まるということでした。
おしりを形成しているのは、大臀筋(だいでんきん)・中臀筋(ちゅうでんきん)・小臀筋(しょうでんきん)という3つの筋肉。ヒップアップトレーニングは、これらの筋肉を動かすことが重要なようです。また、おしりの筋肉だけでなく太ももを合わせて鍛えると、おしりから脚にかけて引き締まったラインが手に入るということでした。
スクワットをはじめとするいくつかのトレーニング法が解説されているものの、種類が多く何から始めれば良いか迷ってしまいます。また、習慣化できなければ意味がなさそうです。
効率良くトレーニングでき、三日坊主にならない方法を考えたとき、ひらめいたのがアプリの活用でした。料理のレシピやスケジュール帳など、私の日常には便利なアプリは欠かせません。トレーニング用にも良いものがあるのではと探してみたところ、いいものを見つけました。
アプリを使って1日7分のトレーニング
私が見つけたのは「30日間フィットネスチャレンジ」というもの。その名の通り30日間で肉体改造をはかるというアプリです。全身、腹筋、ヒップアップと好きなコースを選択できます。さらに、初心者から上級者までレベルが分かれ、自分にぴったりのトレーニングが選べるのがポイントです。無料で利用できるというのも、このアプリを選んだ大きな理由でした。
私は迷うことなく、ヒップアップトレーニングのコースを選択。画面にはカレンダーのように1カ月分の数字が並び、1日終えるごとに数字の色が変わっていきます。記念すべき1日目のトレーニングは、キックバック、スクワット、ドンキーキック、サイド・ホップの4種類。キックバックは立ったまま、ドンキーキックは四つんばいになって足を後ろに蹴り上げる運動です。足を開いて重心を落とすスクワットは、25回。左右に飛び跳ねるサイド・ホップは12秒間おこないました。リズムの良いBGMと「3、2、1。スタートしてください」というカウントがテンションを上げてくれます。
休憩を挟みつつすべてをこなすと、トレーニングは時間はおよそ7分間。トレーニング終了後には、簡単だったか、きつかったかをボタンで回答します。回答を参考に、より自分にあった強度のトレーニングメニューが組まれていくという仕組みです。毎日違うメニューが実施されるので飽きることもなく、無事1カ月続けることができました。
1カ月トレーニングを続けたところ、おしりにうっすらとあったくぼみを消すことができました。さらに、おしりと太ももの間にわずかながら境目ができたのです。四角いヒップラインも、丸みを帯びた形へと変化しました。
まとめ
まだまだ「ピーチ尻」とは言えませんが、1カ月でこれだけ結果が出せたのは大きな喜びです。アプリにはリマインダー機能もあり、決まった時間になるとトレーニングを促すメッセージが入るのも成功の鍵だったと思います。
ここでゴールと満足するのではなく、コースを初級から中級へとレベルアップさせ、ヒップアップトレーニングを続けていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:SH
大学2年生と高校2年生の息子の母。お酒と猫をこよなく愛するフリーライター。最近、ストロング系のお酒はキツくなり、元気においしく飲むために、そろそろ健康に気をつかわねばと思う日々。