右胸に充実性腫瘤(じゅうじつせいしゅりゅう)が見つかったエェコさんは1カ月後に再検査を受けることになりました。再検査までの間、がんで亡くなったお母さんのことを思い出したり、ネットで悪い情報に目が向いてしまったりしてしまい、不安な日々を過ごしていました。
そんな中、小林麻央さんが乳がんで亡くなったというニュースを目にしたエェコさん。言いようのない恐怖で心がいっぱいになったとき、エェコさんに手を差し伸べてくれた人とは。
寄り添ってくれたのは
私の母は乳がんで右胸を全摘したものの、がんが再発してしまい亡くなってしまいました。母が闘病していた姿や、母の葬儀で泣く父の姿は今でもよく覚えています。
さらに、再検査までの間に小林麻央さんの訃報がニュースで流れており……がんへの恐怖とショックで言葉を失い、テレビから目が離せずにいました。
もし私も同じように乳がんだったら……と悪い方向への考えばかりが浮かんでしまい……。
そんな私の様子をおかしく思ったのか、娘が私のほうへ寄ってきて「ママどしたの〜?」と言いました。そのとき、私には娘も息子もいる、子どもたちのためにも死ねない! と思いました。
まだはっきりと診断されたわけでもないのに何を怖がっているのかと、沈んでいた気持ちが少しだけ浮いたのです。
子どもだけではなく、私には趣味のヲタ活だってあります。子どもが成人するまでは……孫を見るまでは……推しイベントを見るまでは……。
そう思うと、とにかく死ねない!! と吹っ切れてきたのです。
そこからはなるべく悪い情報を目にしないように意識しながら生活しました。
不穏な様子のエェコさんに何かを感じたのか、娘がエェコさんに寄り添ってくれたのだそう。エェコさんは、娘を見て「子どもたちのために生きる!」と決心しました。すると、頭の中いっぱいに広がっていた不安や恐怖も少し落ち着いてきたのだとか。エェコさんを救ってくれたのは子どもたちの存在でした。皆さんは何かに救われた経験はありますか?
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