産後、生理が重くなった私
私はもともと、それほど生理痛がひどいタイプではありませんでした。
しかし、出産後に生理が再開すると、なぜか生理痛が重くなるように。もしかしたら、子育てが忙しくゆっくり休む暇がなかったことも原因の1つかもしれません。生理中は、早朝に起きて朝ごはんや弁当の準備がつらく……。
ある日限界を感じた私は、朝の準備を終わらせると夫に「生理中でしんどいから、あとはお願い」と伝えてから、ソファに倒れ込むように横になりました。
夫には毎回生理がきたことは伝えていましたが、それまで私が生理で苦しむ様子を見たことはありません。いつもと違う私の様子を見て、驚いた夫は子どもたちに朝食を食べさせてくれました。その間、少し休めてだいぶラクになったので、ありがたかったです。
つらいときはつらいと言う
それ以降も、何度か同じようなことがありました。これまで自分の体調を細かく夫に伝えることはありませんでしたが、「生理でつらい」とはっきりと伝えるようにした私。すると、夫は私の体調を理解してくれて生理が始まるといつも以上にサポートしてくれるように。
なんとなく夫には言いづらく我慢することが多かったのですが、このことをきっかけに「つらいときは1人で我慢せずに周りを頼っても大丈夫なんだ」と思えるようになったのです。
相手に伝えることの大切さ
つらいときは、ついつい「生理中なんだから、もっと気づかってよ」と周囲の人に察してもらおうとしがちですが、自分のつらさは自分にしかわからないものです。見た目だけではわかりづらいことも多いので、具体的に「どうつらいのか」を言葉で伝えることでようやく相手に理解してもらえると思っています。
私も長らく「パートナーだからわかってくれるだろう」と考えていましたが、「パートナーだからこそ、しっかり伝えよう」と思うようになりました。コミュニケーションをしっかりととることで自分にとってはもちろん、相手を不用意に傷つけることもなくなると思います。
生理中のつらい時期は、精神的にも不安定になり周囲の人に対して「つらさを察してほしい」と思いがちでした。たとえそれがで夫であっても、「言わなくてもわかってくれるだろう」と考えるのではなく、言葉に出して伝えることの大切さを学びました。
著者/北野ゆき
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!