こんにちは。ママライターの山田孝子です。2歳半のわが子が「ヘルペス性歯肉口内炎」に感染してしまいました。口の中を痛がるので虫歯かと思って歯科へ行きましたが、その晩に高熱も出たので改めて小児科に行くとヘルペスだと判明しました。まだ痛みをうまく表現できないわが子の体験談をお伝えします。
歯科では虫歯なしの診断
2歳半になる子どもが口の中を痛がるので、虫歯かと思い、小児専門の先生がいる歯科に連れて行きました。歯科自体が初めてだったので、2歳のイヤイヤ期真っ盛りがきちんといい子に口を見せるわけがありません。ギャン泣き状態で、押さえつけながらの診察でした。
幸い虫歯はありませんでしたが、歯茎がものすごく腫れているので虫歯予防のためにも歯磨き指導をされました。ただ、くちびるにも炎症があり、歯茎が全体的に赤く腫れていたので、少し疑問の残る診断でした。
翌日に熱が出て小児科を受診
歯磨きをしても、回復の兆しはなく、その夜39℃の高熱が出ました。口の中の痛みはひどい様子で、食事をするのも困難になってきました。
そこで、次に小児科を受診しました。歯茎の腫れ方、口の中やくちびるに口内炎がたくさんあることから、おそらく「ヘルペス性歯肉口内炎」だろうということでした。この病気は専用の抗生物質を1週間ほど飲んで治るとのことでしたが、1日4回飲まなくてはいけませんでした。
ヘルペス性歯肉口内炎の対処
薬を飲み出して4日、まだまだひどい痛みと出血ですが、少しずつ食べられるようになってきました。また、くちびるが荒れて気になるらしく、すぐ触ってしまって出血しやすい状態だったので、馬油やワセリンをこまめに塗りました。痛みを伴うため、歯をしっかり磨くことも難しく、口臭がかなりひどくなったので、こまめなうがいや軽い歯磨きで口を清潔にするように心がけました。
大人の口唇ヘルペスが初めて幼児に感染すると、このような大変な事態になるそうです。口の中の痛みは虫歯だけではありません。このような症状があるときは、歯茎の腫れや口内炎がないかの確認も大切だと思いました。(TEXT:ママライター山田孝子)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。