どんなファッションもメリハリが大事と実感
全身真っ白のコーデ、イケてるはずが…
SNSや雑誌の特集などで「ワントーンコーデ」という言葉を知りました。ワントーンコーデとは、1つのトーン(色調)でまとめた着こなしのこと。明るい色、暗い色、淡い色など、明度と彩度によって色をグループ分けしたものをトーンと呼び、同じトーンでまとめたコーディネートだと統一感があり、洗練して見えるそうです。
雑誌で目にした特集には、「冬こそ試したいホワイトコーデ」とありました。なるほど、たくさんの色を使わず、1色でコーディネートすれば良いのかと、手持ちの服から白をチョイス。トップスは、白の長袖Tシャツにパーカー、ボトムスは白いスエットパンツです。
普段は上下で同じ色を合わせることはしないので、私にとっては冒険でした。手持ちの服でワントーンコーデができた!と鏡を見て満足していたのですが、喜んでいる私に、息子からなんともシビアな言葉をもらってしまいました。
「ママ、体操の先生みたいだね」。うーん……。た、たしかに。全身白1色で、体操服感が否めない。これに白のスニーカーを合わせようとしていたので、さらに体操服になってしまうところでした……。
ワントーンとワンカラー、何が違う?
自分としては、かなりの挑戦だったワントーンコーデなのですが、何がいけなかったのでしょうか。もっとかっこ良く着こなしたい!という思いで、ネットで調べてみることにしました。
すると、ワントーンコーデと似た意味で、全身をまったく同じ色で統一した「ワンカラーコーデ」というものがあると知りました。同じ色の中で濃淡を付けて着こなすという、かなり上級者のテクニックのようです。
白で濃淡って何? さすがに白でグラデーションを作れるほどの服は持っていません。白のスエット上下を着ただけでは、うまくいかないわけだと妙に納得しました。
私が試したいのは上級者向けのワンカラーコーデではなく、色味を合わせるワントーンコーデなのだと、改めて確認することができました。そして、目指すワントーンコーデのポイントもわかってきました。
3つのポイントを押さえておしゃれになる!
私が目指したいワントーンコーデのポイントは3つありました。
1. なりたい自分に合わせてトーンを選ぶ
ネットで調べたところ、どんなトーンでコーディネートするかで印象はがらりと変わるとわかりました。例えば、パステルやペールトーンはやさしげな雰囲気、ビビットなトーンは元気で活発なイメージ、ダークトーンはシックで大人な感じという具合に。その日の気分によって、着るもののトーンを選んでみると楽しいかもしれないと思いました。
2. 素材の違うアイテムで変化を付ける
同じトーンの服を同じ素材で着こなすと、やぼったく、のっぺりとした印象になってしまうそうです。そこで、メリハリを作るために、素材を変えるのが良いそう。例えば、スエットのパーカーにテロっとした生地のスカート、ウールのセーターにスエットのパンツといった組み合わせです。また、冬にウールやファー、夏に麻など、季節感のある素材を取り入れると、コーディネートのアクセントになるそうです。
3. 小物で引き締める
全身を同じトーンでコーディネートするのがワントーンコーデの良さですが、ワントーンの中に小物でワンポイントを作るのもおしゃれだとわかりました。
アクセサリーや靴、バッグをあえて反対色などの目立つカラーにしてみたり、レザーやエナメルなどのツヤのある素材に変えたり……。ワントーンコーデといってもちょっとした工夫でまたおしゃれの幅が広がるものだなと思いました。
まとめ
ワントーンコーデに挑戦してみて、色味の微妙な違いや素材の違いで服の印象は大きく変えられるのだとわかりました。さらにバッグや靴などの小物で色に変化を付けて、着こなしのポイントにすることもできると学びました。色をうまく使いこなすことができれば、すてきな着こなしにつながりそうです。そして、どんなファッションもメリハリが大事なのだと実感しました。
今の私は子育てに忙しかったり、若いときほど自分にはお金を掛けられなかったりするので、毎年少しずつ変わるファッションのトレンドに完全についていくことは難しいですが、これからもプチプラなどを利用しながら自分のできる範囲でおしゃれを楽しんでいきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:かなすけ
小学生男子2人の母。 あちこちガタはきているけど、きれいで明るいお母さんでいたい! 体調管理とダイエットのために、緩くマラソンを始めた。