「何気取りなんですか? 家族思いの不倫男って無理あるでしょう」
「汚い不倫のくせに良い人演じて、よくそんなこと言えますね」
「よく分かりましたよ。不倫する女の人がどういう人なのか……めちゃくちゃ気色悪かったです」
瓜田チャリさんさんは一方的にそう言って、中川ゆりとの電話を切りました。
しかし、怒りがおさまらない瓜田チャリさんは……!?
「本当にやっていけるかな…」再構築に不安を抱く妻は…
中川ゆりの発言でイライラがおさまらない瓜田チャリさんは、いっそのこと社長のいとこであろうと訴えようかと思いました。
しかし、そうなると毒太がクビになるのは確実。
すんなり再就職できなかったら、私の稼ぎだけじゃ生活していけないよな……。
二度と関わるなと言ってやったし、毒太にも反省させることができてるし、これで終りにするしかないか……。
そう思っているところに毒太が帰宅。少し気まずい空気が流れました……。
いつもの偉そうな態度ではなくなっている毒太。
“再構築”って言うんよね、この状況……。
本当にやっていけるかな……思ってるよりキツそう……。
そう思っている瓜田ちゃりさんの目に、毒太の携帯が飛び込んできました。
花屋とやりとりしたメールとか、連絡先は消したんやろうか。
そう思って毒太の携帯を開くと……?
不倫相手が社長のいとこでなければ、あるいは再就職先がすぐに見つかるなら、不倫女に慰謝料を請求したいところ。しかし、現実は変えられないので、不倫女と関わりを断ち、毒太に反省させることができたということで、瓜田チャリさんは我慢するしかありません。
ただ、再構築をするからといって、不倫されたことをすぐに許すことはできませんし、傷つけられた心もまだ回復していません。さらに、不倫によって壊された夫婦関係を再構築するのはお互いの努力が不可欠で、とても大変……。偉そうな態度ではなくなったのは良いですが、毒太には瓜田チャリさんへの思いやりをもっと持って欲しいですね。